プロフェッショナル 仕事の流儀「潜水調査船・しんかい6500」誕生以来30年にわたり、世界を驚かせてきた船の…


出典:『プロフェッショナル 仕事の流儀「潜水調査船・しんかい6500」』の番組情報(EPGから引用)


プロフェッショナル 仕事の流儀「潜水調査船・しんかい6500」[解][字]


水深6500メートルまで潜ることができる有人潜水調査船・しんかい6500に密着。誕生以来30年にわたり、世界を驚かせてきた船の“流儀”とは?


詳細情報

番組内容

この夏、しんかい6500(通称・6K)が向かったのは、小笠原諸島の北西に位置する海底火山。海深くに潜り、希少生物のアルビンガイを探し、謎に包まれた生態を解明する。番組では、9日間の航海に密着。1989年の誕生以来、世界を驚かせてきた有人潜水調査船の“流儀”に迫る。私たちの知らない深海へ、大冒険が始まる。

出演者

【語り】橋本さとし,貫地谷しほり


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プロフェッショナル 仕事の流儀「潜水調査船・しんかい6500」
  1. アルビンガイ
  2. 深海
  3. 海底
  4. 高井
  5. 浅野
  6. 研究者
  7. 世界
  8. 発見
  9. 移動
  10. 回目
  11. 外輪山
  12. 潜航
  13. エンジニアチーム
  14. プロジェクト
  15. 学生
  16. 今回
  17. 時間
  18. 上昇
  19. 人為的生息地移転
  20. 人間


『プロフェッショナル 仕事の流儀「潜水調査船・しんかい6500」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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1隻の船が 9日間の航海に
旅立とうとしていた。

目指すは 小笠原諸島北西の沖。

その深海にある 「海底火山」。

今夜のプロフェッショナルは
その格納庫で出番を待つ

日本が世界に誇る船。

6500mの深さまで潜ることができる
潜水調査船だ。

1989年の誕生以来 世界中の海に潜り…

深海に 豊かな生態系が存在することを
証明してきた。

地震のメカニズムを解き明かすカギとなる
太平洋プレートの亀裂を

世界で初めて捉えたのも 6K。

今夜は 30年にわたり
世界を驚かせ続けてきた6Kと

そこに集う人々が織り成す物語。

え~!

ここ いいわ!

私たちの知らない世界へ。

6Kとともに。

出港から およそ2時間。

母船「よこすか」のミーティングルームで
作戦会議が行われていた。

6Kには 主に2種類の人が乗り込む。

深海で何を調査するか。
企画立案する研究者。

それを実行に移すため
6Kの整備と操縦を担うエンジニアだ。

今回のプロジェクトを率いるのは
異彩を放つ この男。

人呼んで…

深海の熱水地帯から
新種の微生物を次々と発見。

生命誕生の謎に迫り続ける
この分野の第一人者。

エンジニアチームのリーダーは

潜航回数400回を超える…

今回の目的地は 東京から南へ1000キロ。

小笠原諸島の北西に位置する海底火山…

ここで 火山から噴き出す熱水を好む
希少な生物を探し出す。

探すのは アルビンガイ。

体長は10cmほど 全身が毛むくじゃら
という奇妙な巻き貝だ。

本来 日本の海域には存在しないと
考えられていた。

ところが…。

8年前 水曜海山で

深海のタコ・ジュウモンジダコの仲間を
撮影していた時のこと。

映像に アルビンガイと思われる
丸い物体が映り込んでいた。

だが このプロジェクトは

アルビンガイを ただ探し出すのが
目的ではない。

まず 水曜海山のカルデラに 6Kを着底。

アルビンガイを見つけ出し 捕獲する。

そのアルビンガイを
カルデラの縁・外輪山に移動。

環境が変わっても 彼らが生存できるのか
観察する。

いわゆる 「人為的生息地移転」。

この研究を決行するのには
訳があった。

深海での「人為的生息地移転」は
世界初の試みだ。

(高井)やる やらないにかかわらず…

航海3日目の朝。

6Kを積んだ母船「よこすか」は
水曜海山の洋上に達していた。

いよいよ 6Kの出番。

格納庫に 張り詰めた空気が漂い始めた。

エンジニアチームが
全ての動作を入念に確認していく。

(機械音)

ハッチに 髪の毛1本でも挟まれば

機密性が損なわれ
大事故につながりかねない。

乗り込むのは 合計3名。

1人は 研究者。 貝のエキスパート…

残る2名は 操縦士と副操縦士。

重要な1回目の潜航は
副司令・千葉和宏に任された。

6Kに クレーンの金具が装着された。

総重量 およそ30トンの機体が 海へ。

(着水音)

スイマーが クレーンの金具を外す。

午前10時過ぎ 潜航開始。

潜る時 6Kは
エンジンなどの動力を必要としない。

おもりと自重のみで
海底へと沈んでいく。

その速度は
1分間に45m 時速2.7キロだ。

5分ほどで 水深200mに到達。

ここからが いわゆる
「深海」と呼ばれる領域。

日光が ほとんど届かなくなり
漆黒の闇に包まれていく。

頼りは 6Kのサーチライトのみ。

目に飛び込んでくるのは…

プランクトンの死骸や排せつ物が
雪のように見える。

母船「よこすか」は 音波によって

6Kの現在地を確認しながら 誘導を行う。

万が一 通信が途絶えれば

6Kは たちどころに
深海の迷子になってしまう。

潜航開始から40分
海底が近づいてきた。

あらかじめ 積んでいた
おもりの一部を切り離すことで

浮力と釣り合わせ 降下を止める。

ここからは 「スラスター」と呼ばれる
推進装置で

前後左右 そして上下に 6Kを操る。

操縦士・千葉の腕の見せどころ。

コントローラーを用い
潮の流れなどを計算に入れながら

巧みに 6Kを操る。

え~!

深海だけに生息する
ジュウモンジダコの仲間。

8年前 アルビンガイらしき
物体を見つけた時にも

泳いでいたタコだ。

しんかい 了解。

まずは このプロジェクトの
きっかけとなった

映像のポイントを目指しながら
アルビンガイを探す。

しかし 海底を移動しながらの捜索は
容易ではない。

ライトによって得られる視界は 10mほど。

しかも 潮の流れは変わりやすく
思いどおりに移動するのは難しい。

3分ほど進んだところで
千葉が6Kを停止させた。

目の前 一回。

アルビンガイが生息するのは
こうした熱水が噴き出す穴の周辺。

海底火山が噴出する
300度以上の熱水には

6Kに ダメージを負わせる
硫化水素などのガスが

大量に含まれ 危険だ。

熱水をかわしながら 先へ進む。

アルビンガイは いないのか。

気付けば 潮が 横殴りに打ちつけていた。

操縦が 一層 難しくなる。

目指すポイントは この岩を回り込んだ先。

岩を慎重によけながら進む。

海底での捜索を始めて
1時間半が過ぎた時のことだった。

(千葉)あっ 分かりました。
見えました 私も。

(チェン)イエス!

これが アルビンガイ。

40個体はいると思われた。

日本の海域で 初めて確認された
アルビンガイの群れ。

2回目の潜航チームが分かるよう
発信機を設置する。

午後5時。

ミッションをやり遂げた6Kが

7時間にわたる深海の旅から帰ってきた。

エンジニアチームは 翌日の操縦士に
現場の状況を引き継ぐ。

私は しんかい6500。

今年で三十路を迎えた潜水船です。

潜水時間は およそ8時間。

海中でのスピードは
2.7ノットに達します。

…といっても
人間が歩くほどの速さですが。

でも 貴重な生物や資源の宝庫である
深海では

ゆっくり 慎重に移動するのが マナーだと
私は考えます。

6500mの深海ともなると
かかる水圧は すさまじく

指先ほどの面積に

お相撲さん4人分もの重みが
のしかかります。

生身の人間なら ぺっちゃんこです。

その水圧に耐えるため
コックピットは チタン合金。

厚さ7cmの完全な球体でできています。

これは 私の自慢の腕…

とても繊細に動かすことができ
海底で 物をつかんだり

実験のための装置を扱うことも
できるんです。

でも 私には
もっと誇りに思っていることがあります。

私には 乗っている人間の命を守るための
工夫が

コックピット以外にも
いくつも施されているんです。

万が一 マニピュレーターが
岩の隙間などに挟まり

身動きが取れなくなった場合。

私は 自らの腕を発火させ
切り落とします。

まだ やったことはありませんけど。

そして もう一つ。

何らかの原因で 電源が落ちてしまい
動けなくなった場合。

おもりを支える装置が
自動的に解除され

海面に浮き上がる設計に
なっているんです。

30年。 1, 500回潜って 大きな事故はゼロ。

それが 私の一番の自慢です。

でも こんな私にも
救ってあげられないものがあります。

深海の旅は 最長8時間に及びますが
私には トイレがありません。

この人のように おむつをはくなり
気合いで乗り切るなり

そこは 自己責任でお願いしますね。

(着水音)

2回目の潜航。

前日に発見したアルビンガイを捕獲し
引っ越しをさせる。

群れから 数体を吸引し カゴに収めた。

研究者として乗り込んだのは
リーダー…

エンジニアチームのパイロットは
13年目の中堅…

アルビンガイの引っ越し先は

発見ポイントから400mほど浮上した
外輪山の上。

しかし その道中 異変が起きた。

6Kが 海底を えぐり始めた。

垂直スラスターは

6Kが 海中で上下移動するための
推進装置。

故障すれば
上昇することができない。

軽度のシステムトラブルであれば
再起動によって 復旧できるはず。

このままでは おもりを切り離し
緊急浮上するしかない。

その時。

操縦士・大西が目をつけたのは
通常 海水を出し入れし

機体のバランスを保っている
「補助タンク」。

このタンク内の海水を大量に排水。

機体を軽くして 上昇させ

タイミングを見て 再び海水を取り込めば
外輪山に着地できると考えた。

排水による上昇を試み
6Kが 徐々に 海底から浮かび始めた。

だが その時 研究者の高井が
意外なことを口にした。

引っ越しを諦め
アルビンガイを 元の位置に戻し

緊急浮上する安全策を提案した。

何よりも安全を重視するエンジニアが
「攻める覚悟」を決めた時

最も結果を求めたいはずの研究者が
あえて「引く勇気」を持つ。

この両者の関係が これまでも
安全と成果を両立させてきた。

その時 再び 想定外のことが起きた。

上昇しているはずの6Kが

なぜか 沈み始めたことに
高井が気付いた。

原因を調べるため
大西が操縦装置を手にした。

すると…。

垂直スラスターが 突如 動き始めた。

スラスターに引っ掛かっていた異物が
何らかのきっかけで取れたのか。

6Kは 難局を切り抜けた。

そのまま 400m上昇し
外輪山に アルビンガイを移動。

引っ越しを 無事に終えた。

♬~

私 しんかい6500は
今から30年前に生まれました。

平成の時代が 幕を開けた年です。

従来の潜水船の能力を
はるかに凌駕する私の登場に

たくさんの人々が
期待に胸を膨らませました。

現在の総司令の櫻井さんも そんな一人。

当時は 「まだまだこれから!」という
若手エンジニアでしたが。

(拍手)

あのころ 水深6500mにまで
人間を連れていける潜水船は 私だけ。

誰も見たことのない生き物を
次々に発見しました。

宇宙だけが 未踏の地ではない。

足元にも 刺激的な世界があることを

人々にお見せしたのです。

20年のつきあいになる
高井さんを喜ばせたのが

ある微生物との出会い。

それは 水素と二酸化炭素から
メタンを作り出し

それをエネルギーに変えて生きる
メタン菌。

深海の熱水域に
人知れず生息していた彼らは

生命の起源に迫るカギを
握っていたのです。

そして 更に 水深6200mの深海で
地球規模の地割れを発見。

巨大地震のメカニズムを解き明かす
手がかりをつかみました。

でも 誕生から 10年 15年。

各国の海洋研究が活発化し
最新鋭の潜水船が 次々と開発され

風向きが変わり始めました。

…という声が聞こえ始めたのです。

私は もういらない…?

そんな時でした。

2011年 東日本大震災が発生。

私は 今後の地震予測のための
データを集めようと

三陸沖の震源間近を
3度にわたって潜りました。

大震災発生から まだ4か月。

余震が1日300回以上起きる中での
調査でした。

そんな中 私と 私に乗り込んだ研究者と
エンジニアは 海底の亀裂を発見。

震源で何が起きていたのかを
調査し続けました。

それから半年後のことでした。

私は 6億9, 000万円という
予算を投じられ

かつてない大改造を施されました。

推進装置を付け替えてもらったことで

水中での小回りが
更に利くようになりました。

撮影機材も最新のものに取り替えられ

より鮮明な映像を
届けられるようになりました。

大改造の翌年には ブラジル沖の海底で

朽ちぬまま残された クジラの骨を発見。

そこには 新種と思われる数々の生物が
生態系をなし

世界を あっと驚かせました。

なぜ 私は 潜り続けるのでしょうか。

♬~

今 6Kを取り巻く状況に

これまでにない変化が生まれている。

今回 高井は 公募で集めた学生7名を
研究チームに加えていた。

6Kに 学生に乗ってもらい
深海の魅力に じかに触れてもらう。

高井には ひそかに注目する学生がいた。

6Kに対して 否定的な考えを持っていた。

有人潜水船は
もはや いらないのではないか?

この議論は 6Kが直面する大きな問題だ。

無人潜水船の開発が進むにつれ

有人潜水船・6Kの優位性は
徐々に失われつつあり

出動回数も減少傾向にあった。

だが そんな今だからこそ

高井は あえて
6Kに否定的な学生を選んだという。

アルビンガイの「人為的生息地移転」
3回目の潜航の日。

大学生の浅野は 潜水服を着込み
6Kに乗り込んだ。

今回の潜航の目的は

前回 外輪山に引っ越しをさせた
アルビンガイを

元の生息地へと戻すこと。

一晩 環境の異なるところに留め置かれた
アルビンガイ。

果たして 無事か。

アルビンガイは 全て生きていた。

「人為的生息地移転」の可能性を
確かめることができた。

アルビンガイを 元の生息地へと戻せば
ミッション終了。

その道中 浅野が口を開いた。

アルビンガイを 元いた場所へと戻す。

今後も観察を続け 環境変化に対する
長期的な反応を分析していく。

またひとつ
6Kは ミッションをやり遂げた。

初潜航を終えた浅野は
手荒い祝福で迎えられた。

(笑い声)

浅野は 6Kから 何を感じとったのか。

さてさて どうでしたかね?

6Kの是非 更に問う。

すぐに そういう…

だから…

浅野の意見は 変わらないようだった。

だが…。

あの…

いいですよ。

もう すごい…

恐らく…

(浅野)どこかで…

(浅野)まあ どれくらいの規模か
分からないですけど…

はい ありがとうございます。

拍手してあげて。
(拍手)

2日後 6Kは
通算1, 552回目の潜航を終え

この夏のプロジェクトを 無事成功させた。

♬~(主題歌)

(高井)だけど やっぱり 夢の象徴とか

乗るべき たどりつくべき
ゴールの象徴としての有人潜水船の

僕は あり方っていうのは
まだまだあると思いますね。

♬~


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