徹子の部屋 吉幾三&寿三美親子~父娘で初登場!“津軽弁”談義に黒柳大爆笑~ 津軽弁の難しさを語る吉さんの軽妙な…


出典:『徹子の部屋 吉幾三&寿三美親子~父娘で初登場!“津軽弁”談義』の番組情報(EPGから引用)


徹子の部屋 吉幾三&寿三美親子[解][字]


~父娘で初登場!“津軽弁”談義に黒柳大爆笑~吉幾三さん&寿三美さん親子が今日のゲストです。


詳細情報

◇ゲスト

吉幾三さんと次女・寿三美さんが初登場。

◇番組内容

東京に住んでいた三美さんは、小学生の時いきなり父から津軽への引っ越しを言い渡された。冬の寒さもさることながら、学校の先生達の「津軽弁」がわからず大変苦労したという。吉さんは小学校にわざわざ行き、先生達に“授業だけは標準語を使ってほしい”と直訴したという。津軽弁の難しさを語る吉さんの軽妙なトークに黒柳さんも大爆笑……!?

◇おしらせ

☆『徹子の部屋』番組HP

 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/


『徹子の部屋 吉幾三&寿三美親子~父娘で初登場!“津軽弁”談義』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

徹子の部屋 吉幾三&寿三美親子~父娘で初登場!“津軽弁”談義に
  1. 言葉
  2. 東京
  3. 青森
  4. 可愛
  5. 家族
  6. 学校
  7. コッコ
  8. 本当
  9. 歌手
  10. 三美
  11. フフフ
  12. Hey
  13. ダメ
  14. 津軽弁
  15. my
  16. ホワイトハウス
  17. 英語
  18. 今日
  19. 時間
  20. 次女


『徹子の部屋 吉幾三&寿三美親子~父娘で初登場!“津軽弁”談義』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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♬~「Hey Hey Hey…」

♬~「津軽の言葉を
なめんじゃねェ!!」

(黒柳)今 この歌が もう大流行で
若者は 今 大変なんですけど

吉幾三さんでいらっしゃいます。

お嬢さんが 次女の寿… 三美さん。

ごめんなさい
寿三美さんとおっしゃいます。

今日は
お二人で おいでいただきました。

どうぞ こちらへおいでください。
(拍手)

親子ご一緒というのは
初めてでございます。 初共演。

ご無沙汰しております。
どうも ご無沙汰しております。

お嬢様 初めて…。
はじめまして。

どうも。
よろしくお願いします。

三美さんは
何番目のお子さんでしたっけ?

次女になります。
次女ですね 次女。

三美さんは
2人のお嬢さんのお母さん?

はい そうです。
すごい。

孫は全部で
何人いらっしゃるんですか?

5人おります。
5人。

なるほどね。 ああ 可愛い!

可愛いわね。

これ どなたのお子さん?

私の娘です。
あなたの? 可愛いわね。

なんで みんな
こんな おしゃれしてるの?

七五三の時に…。
あっ 七五三なんですか。

なるほど なるほど。

吉さんは どんなお父さん?

家にいても ずっとこんな感じで

1人でしゃべってくれてる
面白い父です はい。

面白いもんね。 歌うまいしね。

まあ 家では
あんまり歌わないですけども。

でも 娘が やっぱり
父の影響で歌が好きなので。

そうなの? あなたの娘が?

はい。
そうなの。 へえ…。

34年前に出てくださった時の
『徹子の部屋』を

ちょっと見ていただいて…。
34年前ですから。

34年前…。
ちょっと ご覧ください。

「吉幾三さんが 今日のお客様です」

「どうも こんにちは」

「やっぱり そういう格好だと
もう そうなります?」

「そうでございますね」

「やっぱり こういう…
正装をしますと

言葉まで やっぱり なぜか この
東京の言葉になっちゃいますね」

「なっちゃうんですね」
「はい」

「こういうものは
お持ちだったんですか? 前から」

「こういうものって言ったら
失礼ですけど

こういう
タキシードのようなものは…」

「こういったものは
全く持ってませんでした はい」

「ちょっと 写真を… これ!
でも これもまた…」

「まあ これは仮の姿でしょうね」

「でも お嬢さんは
お喜びになるんじゃないですか?

これでいらして」

「わかりますかね?
父親だっていうのが」

「長い事 今の格好の…

向こうの 火消しの方を
着てらっしゃるので」

「最近 でも
家に あまり帰れませんからね」

「たまに出てくる時に
“パパ また来てね"とか」

フフフ…!
はあ…。

この時 ちょうど 三美さんは

6歳ぐらいだったんですね。
そうですね はい。

でも あれですね
小学校3年生の時 青森に…

東京にいらしたのに 強制転居?

そうですね 強制というか…。

家族に
全く相談なかったんですって?

はい。 黙って…。

黙って 家 建てましたね。
家を建てていました。

家を建てたから。
疎開させようと思いまして。

戦争中でもないのに。
ええ。

あら! これ すごい。
これが そのホワイトハウス…。

ホワイトハウスって…。 ただ
白く塗っただけでございまして。

青森の…
今も住んでる家でございます。

ええー! すごい。
いえいえ。

でも この家 いいなと思って。
本当に ホワイトハウス…

ホワイトハウスを欲しいと
思ったら… これ

雪降っちゃうと なんにも見えなく
なっちゃうんですって? 家が。

まだ残ってますもんね。

これ 周りにあるのは
まだ雪ですから これ。 春先です。

そうなの? これ。
はいはい。 これ 石の池の…

川の… 人工川ですけどね。
人工の川 造ったんですよ。

こっちには滝があるんですけども

そこから流れていくように
造ったんですけども

まだ雪がありますね。
ああ その… 大きな石の周りが?

はい。 まだ
3月か4月ぐらいだと思います。

雪なんですね。
はい。

でも なぜ 青森に
家をお造りになったんですか?

あの… やっぱり
教育の問題が まずね…。

僕から 教育の問題なんか
出ないとは思うんですけど。

やっぱり 東京にいると

どうしても やっぱり
背比べをしなきゃいけない。

偏差値の問題とか 結構あるし。

だから… 私の子どもですから

そこには ちょっと
向かっていけねえだろうと。

だったら そうですね
田舎の方で…。

とにかく 春 夏 秋 冬っていうの
わからないですから

東京にいると。
そうですよね。

それだけでも
味わわせるという事と

家族から離れたかった
っていうのもありますね 私のね。

みんなを青森にやって
あなたは東京に?

東京で 1人 のんびりと。

毎日 酒飲んで 体壊してね。
ハハハ…!

でも あなた 青森にいらして
ビックリした事はなんでしたか?

最初は
やっぱり 冬を越すという事が…。

猛吹雪の中 学校に 歩いて
行かなきゃいけないっていうのが

やっぱり 一番…。

ここに人が住んでるんだ
っていうぐらい

すごかったので…。
なるほど。 あと

津軽弁は どうでしたか?
津軽弁は もう

学校の先生が話してる事が
わからなかったので

とりあえず授業中に 勉強よりも

ノートに
わからない言葉を書いて

休み時間に友達に聞いて覚える
っていうかたちでしたね。

学校に行きましたよ。

子どもたち3人ともね…
やっぱり 学校 替わったんで

なんか ちょっと違うんですよ。
雰囲気がね 暗いんですよ。

「なんだ?」っつって聞いたら
「言葉がわからない」って。

「えっ なんの?」って…。

「先生の言ってる言葉が
わからない」。

そりゃそうだよなって
見に行ったら

「1足す1は2だろ」と。

「2足す2は4だろ」って言葉を
ゆっくり言わないんですよ。

津軽弁… 「1足す1 2だべ!
2足す2 4だべ 4だべ」って。

こういう言葉ですからね
皆さんね。

それで 「ほんだべ」。

「そうだろ」って言葉は
「ほんだべ」だから。

わかるわけないでしょ?
この子たちが。

だから 学校の先生…
担任の先生にも校長先生にも

私が青森 帰った時に
「すみませんが

申し訳ございませんが
少しずつで結構なんで

標準語に近いかたちで
教えていただけませんか?」と。

「そのうち慣れてくると
思いますけども

なんとかお願いします」っつったら
学校の側も

「あっ! そんだ そんだ!
うん! そんだな!」って

学校の方も納得していただいて。

それから 少し 先生方が…。

「1足す1は2」。

「イヅ足すイヅ」ですから。

「イヅ足すイヅは2だべ!
2足す2 4。 どう? なっ?」。

フフフ…。
こういうしゃべり方だとね

やっぱ わかんない…。
今 テレビ見てる人でも…

青森の人とか
わかるかも わかりませんが

東京の人は
わかんないと思うんですよ。

だから 道端で会って…

例えば パッと会って
「あなた どこ行くの? 今」。

「これから お風呂 行ってくる」と。
「そう それじゃあね」って言葉が

「どさ?」「湯さ」「へばな!」って
これだけですからね。

これが通じるんですから
その地域だけが。

「どこ行くんだ?」っていうのが
「どさ」って言うんですか。

「どさ?」「湯さ」。
「お湯へ行く」「湯さ」。

「それじゃあ!」… 「へば!」。
「それじゃあ!」って。

「それじゃあ!」… 「へば」。
それ 自転車で

「どさ?」「湯さ」「へば!」って…。

これが通じるんだから いまだに。
すごいですよね。

じゃあ 親子で ちょっと

津軽弁で話していただいてみても
いいですか?

津軽弁で?

「今日は『徹子の部屋』に来たね」
とか なんとかって。

わらはんど どすてらば?
うちの わらはんどな。

まむしてら。
おっ… それはいいな うん。

全然… 全然…。

何? なんて言ったの? 今の。

フランス語に近いですね これね。
そんな感じ しますね。

おめだの わらはんど…。

例えば フランス語で言えば
フランスっぽい…。

オメエノ… オメダノ
ワラハンド ドステラバ?

フランス語に近いでしょ?
お前も そうやって返せ。

ワノ ワラハンドナ
マムシテラ。

これ 同じ言葉ですからね。

言い方が違うだけで。
なんて言ってるの?

「あんたのところの子どもたち
どうしてる?」って。

で この子は 「元気でいるよ」と。
「そりゃよかったね」って事が

それなんです。
もう1回 お願いします。

おめだの わらはんど
どすてらば?

わの わらはんどな
まむしてら。

(スタッフの笑い)
ハハハ…!

嘘でしょ?
いや 嘘じゃないから!

青森の朝日放送から
みんな 連絡 来るから。

本当?
本当 本当。

でも しつけは
厳しかったんですって? お父様。

そうですね。

特に 門限とかは
もう 厳しかったですね。

どんな風に?
とりあえず

中学 高校
部活以外は5時に帰宅って

決まってたので。
随分 早いわね。

なので その時間を過ぎると
過ぎた分だけ

正座をさせられるっていう。
まあ 大変。

じゃあ 2時間遅れたら
2時間 正座?

そうですね。
2時間 遅れて来ませんからね。

遅れても 5分か10分ですから。

怖いので やっぱり
早く帰るようには努力してました。

東京から
帰っていらっしゃった時に

家族全員が 家にいないと
いけないんですって?

そうなんです。 なので

帰ってこなきゃいいのにって
思った事あります。

フフフ…。
だろうね。

やっぱり
父が帰ってくるっていうと

友達と約束してようが
何しようが

全部 断らなきゃ
いけなかったので

やっぱり 中学の時は…。
それは なんなんですか?

やっぱり 家族が
全部 まとまってるのが好き?

うーん まあ
あの… なんていうかな?

久しぶりに帰るんでね

僕は 電話でしか 嫁から…
女房から話 聞いてないので。

叱るにしても 褒めるにしても
やっぱり みんな いないと。

僕も また ひと晩 家に帰って
次の日 また帰る時もあるので

だから やっぱり いれないからね。

いる時ぐらいは
なるべく 一緒にいたいなと。

しつけ的な教育はね
したつもりですけどね。

自分の子は
あんまり殴りませんけど

よその子は殴りますので…。
フフフ…。 でも 誰かが…

山本譲二さんの子だって
信じてやまない子が…。

あなたなの?
どうしてなの? それは。

譲二さんが たまたま…
冗談なんですけど うちの母に

「三美は俺の子だよな?」なんて
うちの母に言った時に

うちの母が うんともすんとも…
「ハハ…」って苦笑いしたんですね。

その時に… その頃は 私は
よく 母似って言われてたので…。

今度の
『TSUGARU』っていう曲が すごく

超話題になってるんですけど
あれは 本当 ラップみたいな感じで。

ええ。
見ていただいていいですか?

全くわからんでしょ?

この辺は わかりますでしょ?
わかります。

♬~「今なら会えるし
帰んなヨ」

♬~「季節は自然に 待っている」

♬~「何年 ふるさと 背を向ける」

♬~「そのうち絶対
バチあたる」

♬~「Hey Hey Hey…」

♬~「生まれた津軽を
なめんじゃねェ!!」

相当 おかしいね。
シビアな歌なんですよね。

たまには 故郷 帰ってきなさい
っていう歌なんですよ。

3コーラス目は

「あんたも親の顔 何回見れる?」。

「だから 帰ってきな」っていう
歌なんですよね。

なるほど。 でも ああなっちゃうと
なんだか全然わからない。

俺も歌えないですもん この歌。
本当に?

ええ。 歌えないですよ。

三美さん 聴いてると わかる?
わかります。

だから 家族で
これを最初 聴いた時に

やっぱり 娘も主人も
わからないので

私1人で ゲラゲラ笑ってました。
あっ そうなの。

旦那様は青森の方じゃない…?

じゃないので… はい。
あっ そうか。 なるほどね。

でも 今の 相当に面白いですね
これね。 ラップとしては。

ええ。 皆さんからね 何百万回もね
見ていただいてるみたいで…。

そうですよね。

でも 長女の幾美さんは

KUっていう名前で

歌手になってるんですか?
はい。

幾美さんは この方。
すごいわね キレイな…。

私の『雪國』の

英語バージョンを
歌ってるんです。

英語で
歌ってるんですね。

そうなんですか。 ちょっと
聴かせていただきたいけど

聴けます? それ。

♬~

♬~「Hold me once again
I'm looking」

♬~「through the window
in the mid-night train」

何語? これ。 英語ですか?
英語ですね。

♬~「Look into the window
I see my tears」

♬~「keep on running down
my cheeks」

♬~「Looking for my baby」

♬~「Looking for my baby」

♬~「Looking for my baby」

♬~「yukiguni」

今 わかった。 「ゆきぐに」だね。

面白いですよね でもね。
もう 勝手にね

おやじのね 大ヒット曲をね
英語にしちゃうっていうね。

もう ろくな家族じゃないですよ
みんな。

吉さんが いい声なのは
ごもっともで

お父様は 稲一さんとおっしゃる
民謡歌手でいらしたのね。

そうですね。

小さい時…
3歳ぐらいから

聴いてましたかね。
ああ そうですか。

お母様は せるさんと
おっしゃって。

それも しゃれた
名前ですよね 「せる」。

そうですね。 孫が
「さる」って言ったよね。

「大きいおばあちゃん さる」…。
「さるじゃない。 せるだ」って。

それで おやじが歌 歌って
おふくろを中心に

20人か30人ぐらいの団体で
女の人が踊る

奴踊ってあるんですよ。

あれ 奴踊って言うんですか?
はい。 嘉瀬の奴踊。

青森県の 県の無形文化財にも
なってるんです いまだに。

それのずっと会長をやってまして。
お父様が?

ええ。 民謡をやってました。
あっ そうなんですか。

お母様は
昭和元年の生まれですけど

なんか 3年前に
お亡くなりになったんですって?

そうですね。 ええ。

最期に…
「あの世」って言葉が最期でしたね。

本当に?
いや… 嘘ですよ。

「あの世」って言って
あの世に行ったっていう話ですね。

嘘 言うんじゃないよ そんな…。
ハハハハ…!

看取る事… 最期まで看取る事は
できなかったですけど

1日か2日前に会う事ができて。
お会いになった? あっ そう。

東京に仕事来てて また
すぐ帰る羽目になりましたけども

だから 最後まで ちょっと…
最後の最後まで

お葬式 終わるまで
きちっと やる事ができました。

それは ようございましたよね
でもね。

寒かったよね。 1月の 吹雪の…。
すごい吹雪でした。

そうでしたか。
どんな おばあちゃんでしたか?

いや もう… 可愛らしい…。

今 私が この年齢に
なってからなんですけども

可愛らしい
おばあちゃんでしたね。

なんか おしゃべりしても いつも
ニコニコ ニコニコしてて。

言葉は どんな言葉で…?

言葉は… もちろん
青森に引っ越した頃は

全然 何言ってるか
わからなかったんですけど。

もう 2~3年後には 私も

津軽弁をベラベラに
しゃべれるようになってたので

よく おばあちゃんとは
向こうの言葉で話しましたね。

優しいおばあちゃん?
はい。

そうですか。
標準語というか…

あまりしゃべれる人じゃ
なくてね。

おやじは まだ少し
東京に何回か来てるので。

民謡の事で来てるので

少しは標準語でしゃべれるけど
母親は全く… 津軽の人です。

でも お母様は
東京に あなたが お出になる時

青森の駅で おっしゃった言葉…。

私を あの… 見送ってくれました。

母親1人でしたけどね。
そうですってね。

みんな 反対してたのに
お母様だけが。

はい。 ええ。

その時 なんと
おっしゃったんですか? お母様。

「降りろ」って言いましたね。
乗ったのにね。

「降りて帰ろう」って言ったからね
家に。

あっ そうなの?

だから 「父親に謝ってあげるから
ねっ? 帰ろう」って。

半分なんですよ 帰りたい気持ちと
不安な気持ちとね。

そうですよね。 なんの当ても
ないわけでしょ? 東京は。

姉がいましたので
姉を頼りにしたんですけども。

まあ だから そういう中では

やっぱり いまだに
こびりついてるのは それですね。

出る前に おやじに あの…
なんていうの?

湯飲み茶わん ぶん投げられてね
奥からね

「二度と うちの敷居 またぐな」
って言われた言葉と…。

それだけは覚えてます。
そう…。

それで 家を出て 駅へ行って

それで お母様
送りに来てくださって。

走ってましたね ホームを。
青森の駅を。

あっ そう。
ええ。

随分 もう… 昨日の事のように

覚えていらっしゃるんでしょうね。
そうですね。

でも それは歌手になりたくて?

何になりたいって事じゃ
ないですけど やっぱり あの…

家が貧しかった分だけね
やっぱり なんか

人と違う事を
やりたかったんでしょうね。

だから 中学1年の時に
田んぼの ど真ん中でね

田植えの時だと思いますけども

おやじに…

「歌手になりたいんだ」って
初めて言ったんです。

「東京に行きたい」って。
「歌手になりたい」?

歌手に… 歌手って…。

おやじは
民謡界の事は知ってるけども

歌謡界の事は知らないわけですよ。

で どのぐらいお金かかるのか…
金かかるっていうのを

とにかく 話してなかったんで…。
そう そう そう。

「うちには 一銭もないんだ」と。

だから
「一銭もなくてもいいんだ」と。

とにかくね
父親と母親っていうよりも

故郷からね… 故郷と それから

貧しい環境から
逃げ出したかったんですよね。

うん わかります。
うん だから

「うん そうだな。
泥棒か歌手だな」って言われてね

うちのおやじに。
「はあ?」っつったら

「泥棒になるか 歌手になるか。
うん まあ お前が決める事だから

学校 出るまで決めとけ」と。

で まあ 中卒… 中学卒業と同時に
出てきたわけですけども。

うん…。
なかなかね すぐには なれないし。

そうですよね。
大変でしたよ。

初め どんなのでした?
東京へ出てらして。

初めは まず 鉄道公安員に
1回呼ばれましてね 上野の。

上野の19番ホームに着くんですよ。
そこで鉄道公安員に…。

「おい おい…」って。
そりゃ おかしいですよ。

長靴 履いて 学生服 着てですよ。
学校 卒業してるんですよ。

学生服 着て マフラーかけて。

それで 毛糸の帽子かぶって
ギター持ってるんだからね。

おかしい…
どう見たって挙動不審でしょ?

それで なんにも入ってない
大きい こんなトランク持って。

「お前さん
どっから来たの?」って。

「青森から」。

「何しに?」って。
「わかんねえ」ってね。

それで 俺 ずっと こうやってたら
「誰 見てんの?」。

「お姉ちゃん 探してんだ」と。
「お姉ちゃん 来てないよ」と。

「いや 降りた所にいるっつうから
ここにいる」っつって。

「ダメ ダメ。
こっちに来なさい…」。

「いや ここにいなきゃダメなんだ。
降りた所にいる」。

「じゃあ しばらく見てる」と…。

10分待っても… 10分経っても
姉が来ないのよ 迎えに。

そのうち 私を乗せてきた汽車が
帰るわけだ 今度。 ねえ?

倉庫かなんかに。 車庫に。 ねっ?

誰もいなくなっちゃったの。
みんないなくなっちゃって。

「ほら 嘘ついちゃダメだ。
どこから来たんだ?」っつうから

「いや 青森から来たんだ」って。

「はい こっちに来なさい」って
言われて 連れていかれて

持っていったもの 全部出して。

それで 姉の電話番号 言って。

姉が東京の江東区にいたんですよ。
へえ~。

そこに 鉄道公安員から
電話かけてもらったら

姉が 「あっ!」っつって
忘れてるんですよ。

ハハハハ…!
そんな姉弟います?

フフフ… 本当よね。

「かあっ…!」っつって。
それでもって 電話で話して。

それで
タクシーに乗せてもらって

タクシーの運転手さんに…
書いてもらって

「ここに行ってください」。
「君のタクシーの運転手さんも

ちゃんと覚えておいたから
ちゃんと この人…

田舎から来てる人
ちゃんと乗せてあげなさい」って。

そこまで連れてってもらったのよ。

まあ あのね
うちの家族も家族で…。

僕 小学校2年生の時にね
鶏 食われてるんですよ。

うちの家族に。 うちの家族に!

俺が飼ってた鶏を。 ねっ?
これ いいのかな?

コッコちゃんね
めっちゃ可愛かったの。

学校から帰ってきたら
いねえんだよ。

ほんで 「お父! コッコいねえ!」。
小学校2年生の時。

「コッコいねえ! コッコ!」って。

「夜になったら 戻ってくるから!
戻ってくるから!」。

ごはん食べて 銭湯に行って
帰ってきたら 夜 いない。

「お父 コッコいねえ!
コッコいねえ!」って。

「コッコ コッコって
うるせえな おめえ!」って。

「コッコ さっき食ったべや!」って
言われた時にね

俺ね この家族 なんだべな! って
思ったの。

大変な事件なんですけど
三美さんが

結婚しようと思う相手を
家に連れてきて

お父さんに紹介した。 その日…。
うん。

どうしたんですか? そしたら。
「どうした」って 僕は…。

いや あの 前から
話は聞いてましたけども

「ちょっと お会いしたい」って
言うんで。

「会わせたい」って言うから。
向こうもね

「会っていただけませんか?」
っつって。

「ああ そう」って。

まあ こっちは言われる事
わかってますから。

「三美をお嫁さんにください」って
言った時に

なんにも言わずに
バチンといきましたからね。

あなたが?
一発。

すっ転んで
いっちゃいましたからね。

ええ。 まあ それで
まあ 抱きしめて「頼むぞ」と。

すごいお父さんだね。
あなた その時 どう思った?

私は ちょっと離れた席に…
要は連れていかれちゃったので

離れた席で見てて
声がちょっと聞こえなかったので

いきなり殴ったようにしか
見えなかったんですよね。

会話も何も…。
いきなりです。

殴った! っていう
ビックリしかなかったですけどね。

でも あなたの旦那様は
納得したようでしたか? それで。

そうですね。 なんか 殴られて
すぐ そのあと2人で

なんか がっしり ハグしてたので。
ああ そうなの?

なので… うまくいったかなと
思ってましたけど はい。

で その方と結婚なさったの?
結局は。

そしたら その旦那がね

今度は 自分も 娘が2人
いるわけでしょ? さっき見た。

「これが大きくなったらね

俺も お義父さんみたいにね
相手 殴る」っつうから

「殴っちゃいけないよ」っつったの。

ハハハハ…!
「絶対 殴っちゃいけない」と。

「わかったな?」って言ったら

「なんでですか! 俺だけ殴られて
僕だって殴りたいでしょ!」って。

「ダメ。 人 殴っちゃダメ…。
俺は後悔してるんだから」。

フフフ… そうなの?
「頼むよ」と。

僕は 本当
後悔してるんですよ あれは。

その いきなり殴った事を?
ええ。 いきなり殴った事を。

やっぱり それ…
自分の可愛い娘の

恋人みたいなものが来た時には
やっぱり 許せないって思って?

それは許せないですね。
親って そうじゃないですかね。

娘に対しても 息子に対しても
そういう愛情を

持ってるんじゃないですかね
皆さんね。

じゃあ あなた
家で 何か旦那さんの事で

ゴタゴタした時は お父さんに
その事 言い付けに行く?

いや 言わないですね。
どっちかっていうと もう たまに

私よりも その…
旦那さんの方が「可愛い」…。

「お前より そっちの方が可愛い」
っていうぐらい…。

ああ 可愛がられて?
はい。 なので

逆に私が言うと
「お前が我慢しろ」って

多分 言われると思うので。
そうですね うん。

お前の旦那が もし 女だったら

俺は抱いちゃってるかも
わかんないね。

フフフ…!
どうなっちゃってんの?

あの… 「吉幾三特別公演」?
はい。

大阪新歌舞伎座であるので…。
そう そう そう。 あるんですよ。

12月1日から18日まで。
18日まで やってるかどうか

わかりませんけどね。
何? その言い方。

確認してから
皆さん 来てください。

でも 親子共演っていうのは
どうなんですか?

何回かやってますけど…。
はい。

ええ。 今回は ちょっと

いろいろと
絡みがあるみたいで。

ああ 大阪は?
ええ。

今までは あまり
なかったんですけども。

大阪もお出になるの? あなたも。
はい。

ああ そうですか。

でも いいですよね。 そういう
よくわかり合った親子で。

でも ずっと 監視されるからね
管理下へ入るとね。

ああだの こうだのってね
言われるとイヤだね。

だから 「あまり
そばに来ないように」っつって。

いくら 娘でも 座長と女優…。

いろいろ 私の知らない話も聞けて
よかったです。

いかがですか? 今日の出演は?
アハハハ…!

どうも。
(拍手)

(菊村 栄)
〈九重めぐみさんの認知症が


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