逆転人生「現役社員が語る!内部通報の悪夢 上司たちとの1000日戦争」上司の不正行為を内部通報…なんと左遷され…



出典:『逆転人生「現役社員が語る!内部通報の悪夢 上司たちとの1000日戦争」』の番組情報(EPGから引用)


逆転人生「現役社員が語る!内部通報の悪夢 上司たちとの1000日戦争」[字]


上司の不正行為を内部通報したら、なんと左遷されてしまった大手メーカー現役社員。報復人事の恐怖、そして裁判での大逆転劇を赤裸々に語る。山里亮太「勉強になる…」


詳細情報

番組内容

上司が不正行為をしているかもしれない。大手精密機器メーカーに勤める濱田正晴さんは、「秘密は厳守され不利益な処遇を受けることはない」という会社の規定を信じ、内部通報を行った。ところがその上司に濱田さんの身元が明かされ、左遷された上に過酷なパワハラを受けることに。濱田さんは家族や同僚の協力を得て会社と上司を裁判に訴えた。しかし、一審は敗訴。濱田さんは逆転勝訴をかけ、思い切った法廷戦術に打って出た。

出演者

【司会】山里亮太,杉浦友紀,【ゲスト】濱田正晴,関根勤,SHELLY,【解説】淑徳大学准教授…日野勝吾,【語り】島田敏



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逆転人生「現役社員が語る!内部通報の悪夢 上司たちとの1000日戦争
  1. 濱田
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  3. SHELLY
  4. 裁判
  5. 関根
  6. 内部通報
  7. 上司
  8. 主張
  9. 黒川
  10. 仕事
  11. 桐谷製鉄
  12. 大島
  13. 大島部長
  14. 同僚
  15. 配置転換
  16. 今日
  17. 裁判官
  18. 社員
  19. 重要
  20. 直後


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もし あなたが…

(山里)そうなっちゃうなぁ。

う~ん 悩みますよね。

今日の主人公は
オリンパス株式会社に勤める…

上司が不正行為をしている疑いありと
社内の「コンプライアンス室」に…

すると…。

なんと 通報者が濱田さんだと 上司に…

待ち受けていたのは地獄の日々。

過酷なパワハラを受けたあげく
人事では ありえないほどの低評価。

濱田さんは 泥沼の状況を打ち破るため
裁判に訴えました。

一審では敗訴したんですが
高裁で見事 逆転勝訴。

内部通報を理由とした
配置転換が

不当人事だと
認められた

画期的な判決と
なったんです。

何だろう…
まあ 弊社も いろいろあったから

今日は ちょっと勉強させて頂きます。

♬~

上司が不正行為をしているかもしれない。

私が そう疑ったのは
2006年の年末のことでした。

(SHELLY)やだなぁ
見つけたくないな そういうの。

ああ 黒川ちゃん 待ってたよ~!

黒川という人物が中途採用され
私の部署にやって来たのです。

今日からお世話になります
黒川です。

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

えっ 桐谷…?

桐谷製鉄。

黒川の前の会社を聞いて
嫌な予感がしました。

(SHELLY)なんで?

桐谷製鉄は 我が社の大切なお客さんです。

買って頂いたのは
鉄の品質をチェックする検査機。

1億円以上もする高額商品です。

その取り引きをまとめた担当者こそ
黒川その人だったのです。

その彼が 取り引きの直後
我が社に転職してきた…。

私は 裏に何かあるのではと
疑いを持ちました。

なんか怪しい香りがしますね。
なんか おかしいですね。

松井君 黒川さんの件だけど
結構ヤバいんじゃないの?

ヤバいも何も ありえないですよ。

同僚の松井君も
同じ疑いを持っていました。

もし 高額な検査機購入を
まとめたことの見返りに

黒川が我が社に転職してきたとするなら

それは違法じゃないか?

(SHELLY)うん まずい まずい。

2か月後 私は桐谷製鉄の営業担当になり
挨拶に行きました。

お疲れさまです。
連絡させて頂きました濱田です。

おい。
(濱田)はい。

桐谷製鉄は やはり
この引き抜きに かなり怒っていました。

検査機の購入だけでなく
黒川が 桐谷製鉄の機密情報を

我が社と取り引きするライバル会社に

漏らすのではないかと疑っていたのです。

お客さんとの関係としては
最悪になりますよね これね。

最悪になりますね ええ。

これは何とかせねば…。

私は 上司の大島部長に相談しました。

ああ… ああ。

しかし なぜか まともに
取り合ってくれませんでした。

それから しばらくして
社内の飲み会が開かれました。

その席で 黒川が
驚くべきことを話したのです。

なんと 桐谷製鉄から
もう一人 別の社員が

新たな検査機購入と引き換えに

うちに転職してくるというのです。

一体 誰が
一連の引き抜きを主導しているのか。

考えられるのは一人だけ。

部を率いる 上司の大島部長その人でした。

(SHELLY)部長。

このままでは
我が社の信頼が ガタ落ちになる。

そこで 私は
社内のコンプライアンス室に

内部通報するという選択をしたのです。

連絡先が記載された
コンプライアンスカードには

こう書かれていました。

まあ こうあるべきですよね。
(SHELLY)もちろん。

じゃないと 誰も
名乗り出られないですよね。

通報すると その日のうちに
コンプライアンス室長が

会社近くの喫茶店で
話を聞いてくれました。

濱田さん 今お話しして頂いた引き抜きが
事実であれば これは問題です。

きちんと調査して対処します。

調査の結果は 後ほど連絡しますので。

よろしくお願いいたします。

不正への対処も
秘密厳守も

しっかり
やってくれるはず。

この時は
そう信じていました。

ところが…。

私の人生は
コンプライアンス室からのメールで

奈落の底に突き落とされるのです。

(濱田)どれどれ…。

メールには
この引き抜きには道義的な問題があり

2人目の採用は控えるべきだ
と書かれていました。

しかし…。

なんと このメールは
同時に大島部長にも送られていたのです。

(SHELLY)ばかばか ばかばか!

内部通報者が私であることが
あっという間にバレてしまったのです。

う~わ!
(SHELLY)え~! 凡ミス。

ミスなのかなぁ。

どういうことですか?
どう責任を取るおつもりなんですか!

大変申し訳ありませんでした。
どうかご容赦下さい。

コンプライアンス室長は ただただ平謝り。

9日後 室長の提案で

私と大島部長の「関係修復の会」が
開かれました。

ところが…

それじゃ あとは IMS事業部のほうで…。

室長は 部屋から
逃げていってしまったのです。

お見合いの仲人じゃないんだからさ。

すると 大島は…

関係修復どころか
一方的に怒鳴り散らされてしまいました。

そして 2か月後。

私の配置転換が
言い渡されたのです。

10月1日付の人事異動についてだけど

濱田は…

新規事業技術探索活動…?

それは 全く専門外の仕事でした。

「構造ヘルスモニタリング」という
聞いたこともない機械について

どのくらいニーズがあるのか
市場調査をしろというのです。

しかし 会社は その調査を既に行い
結論を出したばかりでした。

そこには…

…と書かれていたのです。

すなわち 今やる意味のない仕事。

明らかな…

そして私は このあと

想像を絶するパワハラに
苦しむことになるのです。

うわぁ…。

何か今から恐ろしいことが始まっていく
っていうのは伝わってきましたけども。

主人公の濱田さんに
お越し頂いていますが

濱田さんは 今も現役の
オリンパスの正社員でいらっしゃいます。

今は 人事部門の管理職として
働いていらっしゃいます。

(SHELLY)人事に!
はい。

現役で今ね
勤めてらっしゃるということで

この番組に出るのは
かなり勇気が要ったんじゃないですか?

まあ 勇気というか 私としては…

はぁ~。 親も そのつもりで
名前つけてますから。  そのとおりです。

いろいろ しゃべってます。
でしょ?

鉄板ジョーク
織り交ぜてくる。

どうです? 自分に置き換えて考えて
サラリーマンだとしたら…。

不正を見つけました。 どう動きます?

いや でも私 性格的に
多分 黙ってられないと思うんですよね。

ちっちゃいことだったら
見逃しちゃうかもしれない。

あ~ 確かに。
そうですね 確かに。

確かに。
あれって経費なんだけどなっていう。

重大なやつだったら
やっぱり やんなきゃいけないし。

濱田さんは どうだったんですか?
見て見ぬふりは できなかったですか。

いや まずですね これは

もう既に なんか
変なことをやってるということで

業界も含めて うわさになっていたんで。
なるほど!

それを見て見ぬふりをすると…

そうか。
その配置転換後

濱田さんがどんな状況にあったのか
まとめてみました。 こちらです。

まず 「業務用携帯電話の没収」。

「取引先や他部署との接触禁止」。

(SHELLY)え~ 隔離されてるんですね。

更にですね これがつらいと思います。

「社内で同僚と話せなくなる」。
えっ どういうことですか? それ。

推測ですけど 当時の。
やっぱり 濱田とは話すなというような…。

やっぱり こう 各部門ごとで
行われていた可能性もあるので。

だけど 実質的には
もう誰も話しかけてこなくなったという。

(SHELLY)もう明らかに 今まで話してた
おはようとか言ってた仲の人も…?

(濱田)そうです 唯一の… 限られた同僚と
話をしていたという そういうことです。

同僚も ほんとは いろいろ話をしたいし
一緒に闘っていきたいけど

しゃべってるとこ 会社に
見せるわけにいかないから ひっそりと。

そこでガーンと出てくるのが
新宿の思い出横丁。

思い出横丁で
やっぱり飲んで。

あそこを通る度に みんな
いろんな思い出つくってますけど

こんなヘビーな思い出の人も
少ないんじゃないですか。

いや もう ほんとにね…

ああ なるほど。
あの時の気持ちになっちゃう。

なっちゃいますね。
そうだろうなぁ。

(SHELLY)ちょっとトラウマですね。
確かに。

弱い人だと
自主退社しちゃうわけですよね。

そうです。
(関根)結局あれ クビにできないから

本人の意思で辞めるというようなことに
まあ こう…。

(濱田)そうですね。
もっていかれたんですよね。

関根さんが おっしゃるとおりですね。

ですよね。

いや だから あの…

(笑い声)

だいぶ この ひょうひょうとした
感じだけど ちょっと濃いめな。

濃いめですけども 映画では阿部さんです。
ちょっと濃い仕上げにさせて頂きます。

日野さん 内部通報した人が
濱田さんのような目に遭うことって

どの程度あるんでしょうか?
はい そうですね

こちら ちょっと
3年前の資料になりますけれども

まず 内部通報をしたらですね

降格という形で
賃金が減ってしまうとかですね

そういったようなケースも 19%。

また 嫌がらせということで
まあ 職場いじめのようなですね

そういったようなケースも
17.5%ということで

全体の中からすると 結構な数字として

不利益な取り扱いを受けているという
結果が出ています。

そうなると 内部通報っていうのは
怖くて できないってなりますよね。

ですので
心配という場合であればですね

例えば 外部の通報先っていうのも
ありましてですね

別の 職場外で 法律事務所のところで
通報を受け付けてもらう

というような制度も
進んでいるというところです。

でも 会社辞めるっていう選択肢も
あったと思うんですけれども

裁判を起こすわけじゃないですか。
(濱田)はい。

…なんでなんですか?

それは もう ひと言だけ。
私自身が本当に…

はぁ~。

私は もともと
カメラとバイクをこよなく愛する…

高専を卒業後
通信機器メーカーで働いていましたが

24歳の時 チャンスが訪れました。

小型で性能の良いカメラを得意とする
憧れの会社 オリンパスが

中途採用の求人を出していたのです。

でも 一つ心配事が。

当時 妻が
最初の子どもを妊娠していたのです。

そんなの…

だったら…

大事な時期に転職なんて
妻は不安だったかもしれませんが

私の夢を応援してくれました。

その日から 採用試験に向けて…

今でも 試験結果を知らせる
会社からの手紙は

大切な宝物です。

(関根)
だから愛社精神が強いんだ。

(濱田)「貴方の熱意と将来性を十分考慮し
合格といたします」。

オリンパス入社後 私は

カメラ担当の営業マンとして
ニューヨークに赴任。

全米ナンバーワンの成績を挙げて

会社から表彰されました。

内部通報によって
私のサラリーマン人生は一変しました。

それでも 活躍の機会を与えてくれた
会社への愛は

揺るぎませんでした。

この なみなみならぬ愛があったから

動けたのかもしれないですね いろいろ。
(関根)そうだね。

一部の上司たちの横暴を
許すことはできない。

私は裁判で闘うと決めました。

(濱田)あっ 松井君 松井君 ちょっと。

ちょっと話したいことがあるんだけど
今 いいかな?

ここだと なんだから。
それじゃ あっちで。

(濱田)うん ありがとう。

裁判で 私の今の状況を
証言してほしい。

そう 同僚たちに頼みました。

(SHELLY)すごい。
(関根)いや~ この人も偉い。

(SHELLY)勇気ありますね。

上司に にらまれる
リスクを顧みず

同僚たちが
陳述書を書いてくれました。

裁判が始まりました。

私が訴えたのは…

桐谷製鉄からの引き抜きは不正行為だと

内部通報を行った私。

公益通報者保護法は
私のような通報者を

不当な扱いから保護するために
作られた法律です。

私の左遷がこの法律に違反していると認め
元の営業職に戻してもらいたい。

しかし会社側は 私の主張に…

上司の大島に内部通報をバラした
コンプライアンス室長。

なんと 私の承諾を得ていたと

言いだしたのです。

(SHELLY)うそじゃん!

…というふうに思いますけれども。

(SHELLY)平謝りしたじゃん!

大変申し訳ありませんでした。

そんな承諾をするはずがなく
あの時は あんなに謝っていたくせに…。

そして 私を左遷した大島部長が
証言台に立ち

驚くような主張を
してきたのです。

なんと 私が今やらされている仕事は…

…とされたにもかかわらず

会社にとって重要だと言い始めたのです。

しかも この配置転換は
報復人事ではなく

私の営業マンとしての経験を考慮した
適切なものだというのです。

あまりにも強引な主張。

そんな主張が認められるはずがない!

(SHELLY)イライラするだろうなぁ これ。
聞いてても。

そのころ
外部との接触を禁止されていた私は

上司の命令で ひたすら
過去の資料を整理させられていました。

…が近づくと

いつも胸が苦しくなりました。

こちらから質問することは許されず

ひたすら叱責され続けました。

人事評価でも
あからさまな嫌がらせを受けました。

我が社は 労働協約により
病気やケガで全く出社できなくても

90点はもらえると
定められているのですが…。

そんな中 裁判官から
和解協議をしたいと呼び出され

妻と出かけました。

和解?

裁判官がまとめたという和解案。

内容を見て 目を疑いました。

なんと…

それどころか
会社に謝罪しろというのです。

(関根)どこが和解なの?

もちろん…

すると 中立なはずの裁判官が妻に…。

追い詰められた私は
ストレスから 無意識に

指先を噛むようになっていました。

(濱田)イタッ…。

気がつけば 爪も指もボロボロ。

≪(ドアの開く音)
≪ただいま!

パパ これ使ってみたら?

(濱田)何だ これ。 「ケア手袋」…。

父親が会社で いじめを受けている。

それは 娘たちにとっても
つらい現実だったと思います。

それでも2人は
努めて明るく私を励ましてくれました。

言いづらいけどね ほんとは。

しかし 家族の望みは
無残に打ち砕かれたのです。

ええっ!?

裁判官は たったそれだけ言って
立ち去りました。

私の…

いや 全く意味が分かんないっす。

判決のポイントをまとめました。

まず こちら。

これ 通報者が
企業が違反してるよっていうことを

立証しなきゃいけない。
そうです。

だって内部通報して もう明らかに

黒川さんの引き抜きのところは

悪いことしてたわけじゃないですか。

それが証拠としてあっても ダメですか?

実際 この引き抜きをしたこと自体は

法律違反の疑いは実際あるというところは
あるんですけども

それを社員の濱田さんのほうがですね

証明することは ちょっと難しかった
というところがありますね。

まだ 疑いの段階でしかない。

そうなんですね
疑いのレベルというところで

証明が
完成されてなかったというところですね。

もう一つ裁判で負けた理由が…。

会社側は この仕事は重要で
濱田さんは適任者であると主張し

これが裁判で通ってしまったんですよね。

だって もう答えが出てるわけでしょ
直前に。 これはもう

10年先までビジネスにならないよ
って分かってるとこに

あえて もう一回 同じことさせる。
そういった業務上の必要性というのが

会社側が言えば
通る世の中なんだなということで

その時は ちょっと
さみしくはなりましたね。

証明しづらいですもんね
会社が だって言ってる以上はね。

いや うちの会社としては
これ ほんと大事なんだからって言ったら。

通っちゃいますね。
こうした裁判で会社側が行う

常套手段の一つでもあります。

それぐらい
企業の人事権 配転をする権限って

大きいという表れかもしれません。

だって 不正を教えてくれてるわけだから
そうじゃなかったら

ここに腐ったみかんがずっといて
どんどん どんどん どんどん

会社の汚名が広がって
みたいなことがあるから

会社としては いいことなはずなのに。
この裁判も 私

よく分かんないなと思っちゃうんです
何が守りたいの? っていう。

理想を言えばね
その上に優秀な人がいて

「おいおい 何やってんだ」と。
「濱田は ちゃんとしたぞ」と。

「何をしてるんだ」という人が会社にいれば
こんなことしなくて済んだんですよね。

(濱田)そうですね。
いやもう 我々 今見てても

怒りが どんどんと。 当事者は

もっと すごかったでしょうけども。
つらかったと…。

これ 勝ち目ないですよね。

公益通報者保護法は守ってくれないし
会社の主張は通っちゃうし。

これ どうするんですか?
このあと 濱田さんは…

でも 公益通報者保護法は頼れない。

今の話からも分かりますよね
頼れませんよね。

そこで 新たな戦術をとったんです。

それが こちら。 これ。

(関根)コンプライアンスの…。
(SHELLY)コンプライアンスカード。

最初に出てきたやつ。
VTRにも出てきました。

濱田さん ここに書かれている
通報窓口に連絡したんですけど

このカード こう書かれているんです。

(SHELLY)書いてあった!
そう これは

会社が定めた
社規則のコンプライアンス規定にも

しっかり書かれていることなんですね。

じゃあ 法律じゃなくても 会社の規則でも
裁判って できるんですか?

そう。 なので 濱田さんは
会社の規則違反を訴えるという

新たな戦術で
控訴審に臨んだんです。

はぁ~ なるほど!

会社の規則違反を訴えるにしても

報復人事ではない
という主張は

覆さなければ
ならない。

私は 新たな弁護士に頼ることにしました。

はじめまして 濱田です。
今日は よろしくお願いします。

中村です。 どうぞ。

内部告発をめぐる
有名な裁判を手がけるなど

経験豊富な…

しかし 中村弁護士は
私の「家族」の負担を心配していました。

そっちなの?

(SHELLY)すご~い 奥さん強いわ。

(濱田)本当ですか!
ありがとうございます!

中村弁護士を中心にチームを結成。

会社の主張を覆すための
戦術を練りました。

私たちは
内部通報の前後に何が起きたのか

詳細に掘り起こし 年表に
まとめることにしました。

(関根)やっぱ資料で闘うんだ。
(SHELLY)そうですね。

地道な作業ですが
そうすることで

会社の主張の綻びが
見えてくるかもしれない。

(関根)すごいね 優秀な人たちだね。

パソコンに残っていたメールや
会社から受け取った書類などを総動員し

内部通報の2年前まで遡って
年表を作り上げました。

まず注目したのは
私が大島部長のもとに異動してきた

2005年10月。

アメリカで
ナンバーワンの営業成績を挙げた私を

大島は高く評価していました。

それは 半年に一度の人事評価にも
表れていました。

2007年3月

私の点数は 116点。

制度上 最高得点は118点なので
かなりの…

この3か月後
私は「内部通報」を行いました。

すると その直後の人事評価で
早速 異変が起こりました。

点数が急落し
95点となったのです。

これは その後の点数の推移です。

極端に
下がっていきました。

そして 内部通報から2年
とうとう あの44.4点になったのです。

更に…

私が配置転換を告げられたのは
内部通報の2か月後。

では 大島がそれを…

それが 6月の内部通報の
直後であることを示す証拠が見つかれば

あの配置転換が報復人事だと
強く主張できる!

なるほどね。
でも どう証明したらいいんだろう。

その証拠は意外なところにあったのです。

ほら…

それは 私が完全敗訴した一審。

なんと大島が 自ら証言していたのです。

7月くらいだと思いますね。
(SHELLY)6月のすぐあとだ。

やはり大島は 内部通報の直後に
私の配置転換を決めていた。

(SHELLY)ここは
ほんとのこと言っちゃったんですね。

そうだ。

年表に 重要な一文が書き加えられました。

こうして
断片的な情報を整理した年表は

裁判で闘うための…

会社では 一審で敗れた私に

更に厳しい境遇が
待っていました。

はい 濱田君。 これ読んでおいて。

月末に定期テストするから。
よろしく。

「濱田君教育計画」。
え~!?

(関根)うわっ!
(SHELLY)感じ悪っ!

中身は…

私の仕事は ただ これを読み
毎月一回 テストを受けるだけ。

50歳になっていた私にとって
あまりに屈辱的な仕打ちでした。

ギリギリまで追い込まれながら
それでも 逆転の望みを託して

控訴審を闘い続けました。

(関根)すばらしい。

その闘いで最も重要なことがありました。

配置転換後の仕事が
会社にとって重要であり

私がその適任者だ
という主張をどう覆すか。

実は 強力な切り札がありました。

上司からのパワハラに耐え続けた面談。

私は それを録音していました。

(SHELLY)すばらしい。

100時間にも及ぶ その記録から

上司たちが
私の仕事を全く重視していないことが

はっきりしてきたのです。

この決定的証拠を裁判所に提出。

更に 上司たちの異常な仕打ちを
詳細に訴えました。

裁判が始まって…

(関根)え~!

控訴審の判決の日が来ました。

かかりましたね!

共に闘ってきた妻と2人の娘も
裁判所に来てくれました。

(裁判長)「控訴人が 品質グループにおいて
勤務する義務がないことを確認する。

控訴人に対し 連帯して220万円を支払え」。

まさに 大逆転勝訴でした。

私の内部通報が
正当だったにもかかわらず

上司の個人的な感情で
制裁的に左遷されたと

認められたのです。

(拍手)
(関根 山里)いやぁ すごい!

よかった~!

どうでした?
大逆転勝訴の瞬間っていうのは。

もう 瞬間はね…。

まずね 裁判官の声って小さいんですよ。

だから もう
何が起きてるか分からないけど

ちょっと 弁護団がね
中村先生とかが… 含めて

よっしゃ! っていう感じの この
リアクションを見た時に 勝ったと思った。

そこは じゃあ 聞こえなくて
気付かなかった?

最初ね よく分かんなかったんですよ。

(濱田)そう。 ちょっとね

マイクつけて法廷でやったほうが
いいと思うんですけどね。 こういう…。

裁判のシステムを変えるってうえで…

ちょっと
喜びづらいじゃん ってことですよね。

これね 濱田さん これ いろんな人の思い
しょって 闘い続けたじゃないですか。

会社の中で何か不満がある人とかにね

こういうこと ちゃんとできるんだぞ
この裁判 勝てるんだぞっていうのを

見せたいっていうのも
あったわけですか?

勝ちえたということは
もう 私としては 感無量というか

苦労がすざまじかっただけに 感無量。

もう この「感無量」 3つの漢字です。

この3つに尽きると。 大逆転ですもん。

こんなに…
やっぱり ドラマを見てきたから

こういうことがあったっていう
事実を分かってるから

おかしいよ 絶対こっちが勝ちなのに!
って思っても

ちゃんと ぜ~んぶ証拠をそろえて
全部 書き上げて

全部 資料にして
時系列たどってっていう

しっかり こう… やっぱプロの方がやって
初めて勝てるんだなっていう。

これね この結果って なんか
社会的に影響みたいなの出たんですか?

先例としての価値がありますし

社会的な…
実際 その社会の中でも実務上の

非常にですね
社会的影響があるかなと思っています。

次から同じような裁判を起こす時に

判例として
この濱田さんの件があるから

ちょっとスムーズに裁判が進むと。

はい。 そして また…

…と言えると思います。

濱田さん どうですか この長い闘い

最後までやり抜いた この原動力って
何だと思われます?

やっぱり 一つは…
まず一つは 先ほど申し上げたように

オリンパスというブランドが
私は大好きであったということですね。

本当に優秀で真面目な技術者たちが
すばらしい精密機械の開発

そうやって 一生懸命 技術者等がですね
働いてるブランドを…

こういう… 何ていいますかね

怒りですね
これが闘う原動力でしたね。

僕 あれがびっくりしたんですけども
「裁判やるうえで

家族の皆さんは闘えるんですか?」。

やっぱ こう 家族への負担っていうのは
大きかったわけですか?

それは大きかったんだと思いますよ。
そうなんですね。

しかし まあ 何事もなかったように
接してくれたというのは

これだけで十分ですね。
なるほど。 娘さんたちもね

お父さん そんなことやめてよ
っていうんじゃなくて

応援してくれてる感じ。
手袋とかね ええ。

今日は 実はですね 濱田さんを長年支え
一緒に裁判を闘ってきた奥様から

お手紙を預かっているんです。
ああ そうですか どうも。

ちょっと代読させて頂きますね。

「パパへ
ごく普通の日常を送っていた私たちが

一社員 対 大企業の裁判を
することになるなんて

思いもよらないことでした。

あの頃の日々を思い出すと
今でも胸が苦しくなり涙が出てきます。

でも 比べものにならないくらい

あなたは 当時
それはそれは 辛かったと思います」。

こちらこそ
よろしくお願いしたいと…。

いや すばらしい。
(SHELLY)すごいステキな奥様。

どうもありがとうございます。
ステキな奥様ですね~。

あの… まあ ちょっと

言葉を直ちに 何でも
しゃべれるタイプなんですけど

ちょっと言うのが難しいと。

まあ しかし ひと言だけ…。

「ありがとう」と。

これからもね
来年 定年ですので 一区切りつくので

ちょっと
いろんな所に一緒に行きましょうと。

(関根)ああ いいですね~。

自分の会社を守りたいっていう
動機でね 動いて

誤解されて それで逆転した。

(濱田)ありがとうございます。

これ ほんとに関根さんの言うとおり…

(関根)ちょうど いいですよ。
僕ちょっと 部下で出させて…。

部下なんですか。

私の逆転勝訴の直後
世間を騒がせた あの事件が起こりました。

会社が長年にわたって
巨額損失を隠していたことが

一人の社員の内部告発によって
明らかになったのです。

首謀した経営陣は逮捕され
会社の体制は大きく刷新されました。

内部告発を成功させた その社員は

今に至るまで
正体を隠し通しています。

(関根)すばらしい。

のちに 私の闘いを参考にしたと
手記で明らかにしました。

へえ~!

私は今
やりがいのある仕事を任されています。

アメリカで積んだ営業の経験を生かし

海外に赴任する若手社員の育成を
担っているのです。

会社のグローバル化に貢献するため
新たな研修の仕組みも作り上げました。

社員たちが誇りを持って働けるように…。

もう 誰も
あの地獄のような経験をしないために…。

サラリーマン人生 最後まで
力を尽くしていくつもりです。

♬~


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