グレーテルのかまど「アンネ・フランクのフルーツタルト」アンネがスイーツに託して伝えたかった思いとは。…



出典:『グレーテルのかまど「アンネ・フランクのフルーツタルト」』の番組情報(EPGから引用)


グレーテルのかまど「アンネ・フランクのフルーツタルト」[字]


『アンネの日記』の作者アンネ・フランク。隠れ家生活の中、フルーツタルトをめぐる童話を創作していました。アンネがスイーツに託して伝えたかった思いとは。


詳細情報

番組内容

今も世界で広く読み継がれる『アンネの日記』。ナチスによるユダヤ人迫害から逃れる日々の記録には、クリスマスなどでごくまれに味わえるスイーツの喜びもつづられていました。そんなアンネは、童話の中でお菓子を分かち合うことの意味を問いかけます。ヘンゼルは、いちごたっぷりのタルトを焼き上げます。

出演者

【出演】瀬戸康史,【声】キムラ緑子



『グレーテルのかまど「アンネ・フランクのフルーツタルト」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

グレーテルのかまど「アンネ・フランクのフルーツタルト」アンネが
  1. アンネ
  2. タルト
  3. 日記
  4. フルーツタルト
  5. お菓子
  6. 今日
  7. イチゴ
  8. オランダ
  9. 物語
  10. スイーツ
  11. チョン
  12. フフフフ
  13. フランク
  14. 家生活
  15. 生地
  16. 本当
  17. OK
  18. イースト
  19. フィリング
  20. ペクチン


『グレーテルのかまど「アンネ・フランクのフルーツタルト」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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世界各国で読み継がれる「アンネの日記」。

ナチスによるユダヤ人迫害のさなか

アンネ・フランクが 2年にわたって
隠れ家生活の様子をつづりました。

息を潜めながら暮らす中で

アンネは童話も創作していました。

その中に
フルーツタルトを巡る物語があります。

食べる物も乏しく

命の危険にさらされ続けた生活の中で
生まれた童話。

今日は アンネが残してくれた物語を
ひもときましょう。

光る石を たどれば行き着く
不思議な家に

あのお菓子の家のヘンゼルとグレーテルの
末裔が暮らしています。

彼らが振る舞う
おいしいお菓子の物語を

ご賞味あれ。

う~ん。

あらあら あらあら あらあら。
うん?

ヘンゼル君は何をしているのでしょうか?
ちょっと 今 日記を書いてるんだから。

え~っ?
黙ってて。        日記?

そう。    何で日記なんか書いてんの?
えっ?

ちょっと これを見て これを。

うん。                         おっ?
何か 姉ちゃんがね

最高の幸せって何かって
考えてるみたいでさ。

だから 俺も 今日一日を振り返って

「幸せなことってあったっけな?」
って考えてたわけ。 なるほどね。

とってもいいことでございます。
ありがとうございます。     でもね

日記をつける。
「最高の幸せって?」というので

思い出しました。
えっ?  もう日記といえば…。

うん。 このかわいい女の子のことしか
ありませんね。

えっ? 分かった。

分かったでしょ もう。
うん。    日記といえば。

はいはい。
ということで 今宵ひもとくのは

アンネ・フランクのフルーツタルト。

お菓子が大好きなアンネ・フランク。

いつも お母さんが手作りするのを見て
育ちました。

1933年 ユダヤ人のアンネの一家は
ナチスの迫害を逃れ

ドイツからオランダにやって来ました。

しかし 第2次世界大戦が始まり
ドイツがオランダを占領すると

ここでも ユダヤ人への迫害の波が
押し寄せてきます。

アンネが13歳の時
一家はアムステルダム市内で

父親が営む工場の奥を隠れ家にして
世間から身を隠します。

8人の息苦しい共同生活でした。

この隠れ家生活の間に
アンネは 14編の童話を書きます。

その中の一つが
お菓子を巡る「リーク」というお話です。

そこに登場するのが フルーツタルトです。

アンネが大好きなイチゴのタルト…。

隠れ家生活が始まる3週間前

アンネは お母さんが作ったタルトで
13歳の誕生日を祝ってもらいました。

お話は 主人公 リークと友達が

フルーツタルトを手に
街を歩いているところから始まります。

2人が
お菓子屋さんの前を通りかかると

ショーケースを熱心に見つめる
幼い女の子がいました。

リークは話しかけます。

しかし 友達は…

リークは フルーツタルトと女の子の顔を
何度も見つめ…

そう言って タルトを女の子に手渡します。

その一部始終を見ていたのが「私」。

アンネ自身を重ねた少女でしょうか。

小さな女の子が声をかけます。

「もらい物だけど」。

「私」は お礼だけ言って通り過ぎました。

アンネは どんな思いで
この物語を書いたのでしょう。

アンネを深く知りたいと
オランダを訪ねた芥川賞作家の…

ああいう特殊な 閉じ込められた
命の危険を感じるような…

普通の少女よりも速い 深いペースで。

童話を書くことで 想像の羽を広げ
成長していった少女 アンネ。

幸せとは何かを考え続けたのでしょうか。

お話の終わりに
アンネは読者へ問いかけます。

タルトで最高に幸せになったのは誰?

すごい問いかけですね。
ヘンゼルだったら どこの位置にいたい?

自分が この物語の中だったら。
えっ? どの子になりたい?

僕は 礼を言う 礼を言って去る人。

じゃ 「私」だね。
あっ そうそうそう。 「私」。 そうだよね。

受け取らないででしょう?
はい。

ものすごく おなかすいてるんだよ?
うん。

いや でも。   できる? それ。
できます。 いやもう ちょっと…。

見てたいわ。
想像つかないですもん。      フフフフ…。

だから 今日はさ みんなを

幸せにするようなさ…。  本当 本当。
フルーツタルト。

そしてですね かまど。
みんなに分けてあげられるようなさ

おっきなタルトにしたいですね。

じゃ 味わいのキメテ お願いします。
はい!

分け合いたくなるような
おいしさの詰まったタルトを

目指します!
よし もう気持ち

グングン入れていくよ~!
よ~し。   よし。

はい では まず タルトの中身 作ります。
はい。

材料見て下さい。
アンネの好きなイチゴがありますね。

それにグラニュー糖 レモン汁
そして ペクチンです。
あっ!

ペクチンは ジャムなんか作る時に
とろみをつけるやつですね。 そうですね。

で あとは ちょっと
冷凍室を見て下さいな。

冷凍室。

あれあれ?
ほれほれ。

これは。
まあ かわいい。

冷凍のブルーベリーとフランボワーズを
加えていくんですけれども…。

ほうほう ほうほう。
そうするとね 赤みが深くなって

味も濃厚になりますから。
うんうん。

はい。 じゃ イチゴ ブルーベリーと
フランボワーズに

グラニュー糖を。
入れていくと。      はい。

冷凍にしとくのは
どういうことでしょうかね。

組織がさ 崩れやすくなって
フィリングとかジャムにはいいんだよね。

もう偉くなっちゃってさ~。
まあ 余裕。  ピンポン ピンポン。

そして。
うん。          4時間。

はっ? 4時間! 待つ?
はい。

4時間 待てないからさ。 待てないの?
なんとか ならない?    私もちょっと

ちょっと せっかちになってきたから
待ちたくないから

魔法でいきますから。
おっ?  準備いいですか?

OK。
ほい!

あっ。 久しぶりの魔法。 ありがと かまど。

なんと おいしそうなこと。 ねっ?
いや~ 最高です。

はい。 じゃ これを厚手の鍋に入れまして。

いや~ これは。
いや これ 甘そうな果汁が

しみ出してますね。
なんと おいしそうなこと。 ねっ。

で これに?
はい。 これにレモン汁を入れて。

そして 火にかけるでしょう?
火にかけると。

で。 ここで オキテどうぞ!
はい!

えっ? どういうこと?
おお~っ うまいこと言いましたよ!

どういうこと?     アク出るでしょ?
うん。

これをもう どんどんとってくっていうね。
なるほど。

アク出てますね。
せっせ せっせと。

せっせ せっせと。
せっせ せっせと やってもらわないと

困りますから。 せっせ せっせですよ。

せっせ せっせと。
せっせ せっせと 瀬戸がせっせと。

瀬戸が せっせとってことですね。
フフフフ…。

誰ですか 瀬戸って。
誰ですか。 何の話ですか それは。

ヘンゼルですよ 僕は。
フフフフ。

すごくないですか これ 水分が。
はい きてる きてる~。

じゃ ここら辺で ペクチン グラニュー。
はい。

優しくだから 本当に。
崩さないでよ 形を。

絶対に崩しません。

これさ アンネのお父さんの工場ってさ。
はい。

ペクチンを作ってたんだって。
えっ?

じゃ スイーツに縁があるんですね。
うん。

へえ~。
何かね。

どう? とろみは出てきたの?
とろみ 出てきたと思いますけどね。

それじゃ OKじゃないの?
よ~し。     じゃ それを

バットに移して下さい。
うわ~ おいしそう。

「アンネの日記」にも
スイーツが何度か登場します。

そこには 日々 変わっていく
戦時下の状況もつづられていました。

隠れ家生活5か月目。 最初のクリスマス。

特別配給で ほんの少しですが

バターを手に入れた喜びが
つづられています。

アンネは 久しぶりに
クッキーとケーキを焼きました。

これは 支援者が苦労して
闇市で配給切符を買い

手に入れてくれた
クリスマスプレゼントでした。

1943年。
隠れ家で迎えた2回目のクリスマス。

支援者からは 思いも寄らない
ケーキの差し入れ。

そこには
「1944年 平和」の文字がありました。

希望をつづったケーキを囲んで
隠れ家の住人たちは 平和を祈ります。

手間暇かかって焼くわけですよね。

翌1944年7月。 自由への願いもむなしく
2年目に入った隠れ家生活。

うれしいサプライズがありました。

お皿24杯分ものイチゴでした。

田舎で手に入れたものを
支援者が分けてくれたのです。

住人たちは
そろってジャム作りを始めました。

作るそばから食べ始め
まるで お祭りのよう。

このころ ドイツ軍の敗走のニュースも
伝えられていました。

イチゴジャムを作った日の日記です。

う~ん。 隠れ家の中でも こう

スイーツがあったんだね 甘いものが。

それは すごく助けになったというかさ。
そうよ。 あの状況の中で

なかなか食べられなかったでしょ。  ねえ。
きっとね。

どれほどの慰めになったかってことよ
その甘いものがね。   そうですね。

今度 いつ だって 食べられるか
分かんない中で食べてるわけだから。

だからこそさ みんなが楽しめるような
タルトにしましょうよ 今日は。

タルトの生地 作りましょう!
OK!

よし。 もう これは任して下さい。
はい どうぞ どうぞ。

これ 薄力粉 グラニュー糖 バター 卵ね。
うん いいじゃないですか。

これは パン粉ですか?
そうですよ。

そして これは イーストですよね。
そうですね。

それが オランダ流なんです。
なるほど。

人肌に温めた牛乳で
イーストを溶いて下さい。

イーストを入れるとね
しっかりした生地に

なるんですよ。
ほうほうほう。

じゃ まずね フォークで穴を こう

ズッズッズッとあけて下さい。
はいはい はいはい。

焼いた時に
底が空気で持ち上がりまして

凸凹になりますから 空気抜きですね。
はい。

そこに パン粉を敷きましょう。
ここで使うの?

パン粉きました~。
これは何のためですか?

フィリングを入れるでしょ。
そのまま入れちゃうと

ビショビショになっちゃいますから
底がね。

まず これを入れて フィリングの水分を

吸ってもらおうというね。
なるほど。

で 詰め過ぎないように。
はい。

欲張らないように。
分かりました。

焼いた時に フィリングが漏れますから。
あんまり入れ過ぎると。

ねえ ケーキ屋さんとか
ふっと入ったりするの?

ふっと入ったりします。 1人で?
はい。

へえ~。
OK!

じゃあ 残ってる生地ね。
はいはい。

その生地を1cmの幅に切っていこうかな。
1cm。              はい。

これ 何本ぐらい。  14本以上は要るかな?
14本。

そうか 1人で お菓子
買いに行ったりするんだね~。

するする。
毎食後に 甘いものを ちょっと

食べたくなるんですよね。      貴族だね。
貴族て。

あれ? 何本作ったんだ これ。
1 2 3 4 5 6…。

何本? それ。
15本。   あっ じゃあ もう

いいじゃないですか。
よし。 こうでいいんですよね。

そうですよ。
こうね。  そうそう そうそう…。

そうやって真ん中に置くと
やりやすいからね。

右に3本 左に3本置くと。

等間隔にね バランスよく。 はいはい。

きれいじゃないですか。
ええね ええわ~。

おっ。
あっ いいんじゃないですか。

うまくいきました。
できました。 ねっ。 ここで オキテどうぞ。

ちょっと意味が分かんないですけど。
フフフフ…。

これで たたくってこと?    何でやねん。
どういうことですか?

タルト生地の周り ありますね。
それを ぐるっと1周。

ああ~っ!  1周 その めん棒の先ね。
こういうこと。   そうそう そうそう。

そこで切るっていう感じですか。
こうやって ほら!

これ なかなか まねできないですよ
これは。             いや 簡単やけどね。

めちゃくちゃきれいに切れました。
お見事!

伝統のタルトっていう感じに
なってきましたね。   格調ありますよ~。

よ~し。 これは この ここですね。
そこ以外のどこがあんの。

そして アーモンド。
アーモンド。      それを散らしますか。

チョチョン チョン チョン
チョチョンと

かわいい感じで。
チョチョン チョン チョン チョン。

これは もう 考えたらいけないやつ。
ここですよ アート感覚が出るところは。

はい。
いい。 じゃ それで190℃のオーブンで

30分ほど焼きますか。
分かった。

ちょっと一息 Tea Break!

今日は オランダのお菓子をご紹介!

オランダから33年前にやって来た
マルコ・ボスさん! 教えて!

ストロープ・ワーフルか~。
これが定番なのね~!

この薄いのをスライス? お上手~!

そして とろ~りキャラメルソース。
うわ~ たっぷりね~。

昔も今も大人気のお菓子。
アンネも食べたかしら?

ボスさん オススメの食べ方は…

カップの上に蓋のようにのせて…。

2~3分待てば ワーフルがほ~っこり。

キャラメルもやわらかになって
優しい食感になるんだって。

もう一つ 教えて。

パンネクッケン。 つまりフライパンで作る
焼き菓子ね。 お見事!

薄いパンケーキみたい。
これは輪切りのリンゴ入りね!

素朴で すてきなオランダのお菓子!
食べてみた~い!

さ~て。
お~ いい色!

ほら!                  うわ~。
おいしそう かまど。

ね~ すごい いい感じですよ。
これは もう 今すぐにでも

食べたいよ。    うわ~ きれいにできた。
そうしたら もう最後の仕上げですよ。

雪化粧~。
雪化粧。

♬「雪化粧」ですよ。
いっつも歌うよね。

こんなもんじゃない?
おしゃれですね。

はい。 いや よかった…。          (チャイム)
あっ!                    できました。

姉ちゃん帰ってきた。
姉ちゃん おかえり!   お姉ちゃん

おいしそうなの できましたからね~。
おかえんなさい。

おいしいフルーツタルト 焼いといたよ。
食べたら きっと 幸せだよ。

存在感たっぷり。
食べ応えのあるフルーツタルト。

真っ赤なイチゴたちは
アンネが心に秘めた情熱の色。

一口食べれば 甘酸っぱい幸せ。
みんなで分け合って食べてね。

「アンネの日記」が書かれていたのは
1944年8月1日まで。

ドイツの警察機関に見つかったのです。

アンネと隠れ家の住人たちは
ドイツ北部の強制収容所へ。

収容所の食糧事情 衛生状態は
ひどいものでした。

感染症や飢えから命を落とす者は
後を絶ちませんでした。

寒い冬 アンネもチフスに感染します。

このころ 鉄条網で仕切られた
隣のブロックに

偶然 アンネの親友が収容されていました。

鉄条網越しに再会を果たした2人。

この時 アンネは着る物もなく

やつれ果てた体に
毛布を1枚まとっていただけでした。

一方 親友がいたブロックは
少しましな待遇で

赤十字から
パンとクッキーの配給がありました。

彼女は 仲間から
少しずつ配給を分けてもらい

鉄条網越しに アンネに投げ渡しました。

アンネ・フランクが…

極限の状況の中で
アンネが受け取った希望のかけら。

アンネの残した物語も
悲しみと希望のかけらを携えて

未来へと伝えられてゆきます。

今日の「グレーテルのかまど」
いかがでしたか。

スイーツを分け合うこと
それは楽しいし 幸せな時間ですよね。

アンネ・フランクは あんな状況の中でも
分け合うことを大切にしていました。

スイーツは どんな時でも
僕たちに力をくれるんですね。

それでは また このキッチンで
お目にかかりましょう。

では ちょっと失礼して。

よいしょ。 いただきま~す。
何か食べるのもったいない。

いや~ 本当に。
でも 食べちゃう。

今日だけ食べないわけないもんね。
うわ 何か これね

切った時の 何ていうの
弾力が いつもと違う。    お~っ。

フルーツの あんなにね
ベリーとかイチゴとかいっぱい使って

もう かなりおいしい フルーツ。
うんうん うんうん…。

このタルトの生地がね
サクッとというよりは

ちょっと しっとりしてて
イーストが入ってるから

パンっぽいっていうかね。
そうそう そうそう…。

全然違いますね。 おいしいですよ。

丁寧にね 作りましたからね。
めちゃくちゃね これは幸せになれますね。

うん。       身に余るおいしさでしょう。
本当そうですよ。

かまどにも食べさせてあげたい。
じゃ 分け合おう。

うん。 分け合おう 今日は。  フフフフ。
うん。


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