チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(2)合併症対策編」糖尿病神経障害、網膜症、腎症など、合併症の…


出典:『チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(2)合併症対策編」』の番組情報(EPGから引用)


チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(2)合併症対策編」[解][字]


「糖尿病と言われたら」基礎知識編の続編。糖尿病の合併症について。高血糖のために血管が傷ついて起こる糖尿病神経障害、網膜症、腎症など、合併症の種類と対策を解説。


詳細情報

番組内容

「糖尿病と言われたら」基礎知識編の続編。糖尿病の合併症について。糖尿病で血糖値が高い状態が続くと、全身の血管が傷つけられ、それが合併症につながっていく。まず症状が現れることが多いのが神経障害。足先などの感覚がにぶくなり、しびれなどが起こる。進行すると足の切断が必要な場合も。目の網膜にある細い血管が障害されるのが糖尿病網膜症。腎臓の血管が障害されるのが糖尿病腎症。合併症の種類と対処法を解説する。

出演者

【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】国立国際医療研究センター臨床情報研究室長…坊内良太郎,【リポーター】吉田真人,【語り】佐藤真由美,江越彬紀


『チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(2)合併症対策編」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(2)合併症対策編
  1. 糖尿病
  2. 血管
  3. 治療
  4. 合併症
  5. 場合
  6. 病気
  7. 検査
  8. 腎臓
  9. 出血
  10. 状態
  11. チョイス
  12. 症状
  13. 必要
  14. 山田
  15. 自覚症状
  16. 網膜
  17. 重要
  18. 神経障害
  19. 廣瀬
  20. 血圧


『チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(2)合併症対策編」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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<今日のテーマは
「糖尿病と言われたら」第2弾

「糖尿病の合併症」です。

糖尿病になると 血管が傷つけられ

放置すると
さまざまな「合併症」を引き起こします。

失明したり

人工透析が必要になることも>

…といわれる そういったものから…

<ところが 糖尿病の初期は
自覚症状が ほとんどありません。

突然 目と腎臓に合併症が見つかった

43歳の この男性は…>

<じゃあ…>

<チョイスは ありま~す!>

(3人)チョイス!

<合併症を早期発見するための検査から

治療 そして 予防まで

詳しくご紹介しま~す!>

健康への道のりはチョイスの連続!

ということで
今日の「チョイス」は こちらです。

…ということでございまして

第2弾ということですかね 「糖尿病」の。

だから まあ… 前回も いろいろ
「基礎編」ということでね

皆さんにお届けしましたけれども。

「インスリン」のね 分泌が
すごく大きく関係してる

っていうことは
ずいぶん学びましたけれど。

あと 生活習慣を
改善しなきゃいけないということで

私 食事療法が
一番 印象に残ってますけども。

ボリュームもあって 色鮮やかで
それで 栄養もあるっていう。

糖尿病っていうのは やっぱり
「合併症」というね

糖尿病単体じゃないことに
なってしまうという

今日は
お話になるのかというふうに思うと

突っ込んだ話になるのかなと思いますが。
(吉田)そうですね。

本当 さまざまな病気を引き起こす
糖尿病ですが

もう一度 おさらいしたいと思います。
はい!

こちら ご覧ください。

私たちが パンやご飯などを食べますと

それが 胃や腸で分解されて

このように
ブドウ糖となって血液の中に現れます。

それが 私たちの この細胞の
エネルギー源となるんですね。

この糖を細胞に取り込んでくれるのが

この すい臓で作られる

「インスリン」というホルモンなんです。
勉強しましたね。

しかし 何らかの原因で
このインスリンが うまく働かないと

こちら 行き場を失った糖が

この血管の中に どんどんと

増えていってしまいます。

これ
「高血糖状態」になるんですけれども

これが
「糖尿病」という病気なんですね。

そして この高血糖の状態が
長く続きますと

全身の血管が
傷んでしまうんですね。

そのために
体のさまざまな部分に

「合併症」が出てしまうのが
この糖尿病の特徴。

しかも 初期には自覚症状がない
ということで…。     怖いやつですね…。

なかなか 発見が
遅くなってしまうんですよね。

さあ 糖尿病の合併症とは
どういうものなのか

まずは こちらのケースから
ご覧ください。

<山田さん 67歳の女性です。

60歳を過ぎても
仕事一筋で頑張ってきました。

山田さんが糖尿病と診断されたのは
45歳のときでした>

たぶん かぜだか 何か…

<すぐに大きい病院を紹介され
検査した結果…>

<血糖値は300と かなり高い状態でした>

<至急入院となった山田さん。

インスリン注射を打ち

血糖を下げる薬と
インスリンの分泌を促す薬で治療。

血糖値は安定させることができました。

ところが 5年前

目の定期検査で
異常が見つかったのです>

<「網膜」とは
目の奥にあり

カメラで言う
フィルムに相当する部分です。

光を電気信号に変え

目に見えているものの情報を

脳に送る役割をしています>

<この網膜には
たくさんの細い血管が走っています。

糖尿病の進行によって
この血管が傷つき

さまざまな障害が出るのが…>

<まず 小さな出血が起きたり

血液中の 脂肪や たんぱく質が

血管の外に漏れ出します。

さらに進むと 網膜の血管が詰まり

血流が悪くなります。

矢印で示した部分が

血流が なくなっている所です>

<最終的には 血流のなくなった所に
もろい血管が新しく生え

破れて出血を起こします。 その結果

「網膜剥離」や「失明」に至る場合まで
あるのです。

山田さんは この重症な状態でした>

<こちらが…>

<白い点々は
外に漏れ出した 脂肪や たんぱく質です>

<さらに「OCT」という

網膜を3次元で調べる検査の画像を
見てみると

網膜の中心にあり
最も解像度が高い「黄斑」は

通常 V字型に へこんでいますが

山田さんの場合は盛り上がっています>

<45歳から糖尿病の治療を続けてきた
山田さん。

それなのに なぜ 合併症が
起きてしまったのでしょうか?>

やはり…

<糖尿病の薬は
きちんと のみ続けていたものの

生活が かなり不規則だったため
糖尿病が悪化。

合併症を引き起こしたと考えられました>

<山田さんは眼科と内科の両方で
治療を受けることになりました>

<眼科では
増殖網膜症の治療として

新しく生えてきた血管を
レザーで焼いて

出血を止めました>

<さらに
黄斑浮腫の治療として

むくみの原因となっていた

VEGF
という物質の働きを抑える薬を

目に直接注射しました>

<それに先駆けて行われたのが
内科の治療です。

インスリンの分泌を促進する薬や

血糖値を下げる薬をのんで

血糖値を100台まで戻しました>

<併せて…>

<網膜症の病状が落ち着いてからは
「運動療法」の指導も受けました>

<2週間後 無事退院した
山田さんのチョイスは?>

チョイス!

<忙しすぎた仕事をセーブ。

毎日1時間は
必ず 歩くようにしています。

そして…>

それを本当に気をつけてますね。

あとは もう…

…とは思ってるんですけれども。

まあ でも びっくりしたのは 糖尿病から
目の障害が出ちゃうっていうことに

いまひとつ 何かピンとこないな
っていう感じもするんですけれど。

何か 年齢重ねてったら それは 目もね
見えづらくなってくるので

それじゃないかなって
思ってしまいがちですが

そうじゃないんですね。
そうなんです。

その合併症について
詳しい方に教えていただきましょう。

よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。

VTRの山田さんですけれども
増殖網膜症というふうに…。

これ 一体
どういう病気なんだっていうことですが。

糖尿病の目の病気に関しては
3段階に分かれます。

その中で 一番進んだ段階の病気のことを
「糖尿病増殖網膜症」と申します。

こちらがですね

左から右にいくにしたがって重症化する

この糖尿病網膜症について
表したものなんですが。

まず 高血糖が しばらく続いて

一番状態が軽いものが

この 一番左の「単純網膜症」ですね。

これは 小さな目の網膜の血管に

出血や あと
血管に小さなこぶが出来る状態ですね。

これを「単純網膜症」といいます。

この際にですね 高血糖が続きますと

血管から 脂肪や たんぱく質の成分が

血管の外に漏れ出てきてですね
小さな こういう点々ですね。

上とか ちょっと左とかに出てる…。

こういうの 「硬性白斑」っていうんですが。

こういったものが出てる段階が
単純網膜症といいます。

こういった脂肪が漏れ出したり
出血したりしても

全く自覚症状はないんですか?
そうですね。

単純網膜症の時期であれば
ほとんどの方は全く症状がないです。

気付きづらいですね。
そうですね はい。

さあ そして「増殖…」
これ「前」っていうんですか? 「網膜症」。

何か こう 写真だけ…
色が違うんですけど 真ん中の。

これはですね

「蛍光眼底造影」といいまして

造影剤を使った検査です。

細い この線が見えるのは

これは 血管なんですね。

血流が途絶えた先っていうのは
この黒く抜けてる場所

いくつかありますよね こういった所は

もう酸素や栄養が行き届かない
血管が詰まった先の領域なんですね。

この段階だと 自覚症状のほうは
まだ「ない」って書いてある…

「ない場合もある」って
書いているんですけど。

自覚症状ない方も
たくさんいらっしゃいます。

そうですか。
症状が出たとしても

例えば 目のかすみとか
分かりにくい症状ですね。

目のかすみはね
ちょっと疲れたら出てきますからね。

さあ そして「増殖網膜症」という
3段階目ということですけれど。

先ほど申し上げたとおり
「増殖前網膜症」の段階で

血管… 網膜の血管が詰まるというお話
しましたが

詰まった先に 今度はですね

新しい血管を生やそうという
体の中で 反応が起こります。

そういった血管が増殖してくることを
「増殖網膜症」といいます。

ただ その新しく生えてくる血管
っていうのは

本来 人間の体の中にない血管で
壁が 非常に もろいんですね。

破れやすいです。

それで 目の中に出血を起こしますと

ここに真っ赤になってる場所ありますが

こういった大きな出血に
つながります。

これは「硝子体出血」と
このものは いうんですが。

じゃあ ここまでくると
さすがに自覚症状もあると…。

その「飛蚊症」と書かれてますが

目でですね 小さな…

目の前に
ゴミがあるような状態になったり…。

よく聞きますね。
そういうものを「飛蚊症」というんですが

そういった自覚症状を訴えられる方が
多いです。

先ほど申し上げたような
この硝子体ですね

目の中に
出血を起こすような状態になりますと

急な視力低下につながります。
で それが ひどい場合は

失明に つながってしまう
ということですね。

じゃあ その
糖尿病網膜症っていうことですけれども

治療っていうのは どういう方法が
あるのかっていうことですが。

まず 内科の治療として

血糖を よくコントロールすることが

非常に重要になります。

糖尿病の治療の基本は

「食事」と
「運動」と「お薬」があるわけですけど

そのほかには 血圧のコントロールも

実は 重要になります。
なるほど。

糖だけじゃなくて血圧も重要?

はい。 血圧が高いとですね
網膜の血管にも負担がかかります。

特に 先ほど申し上げたような
病気が進んだ段階になると

新しい 新生血管っていうのが
生えるっていうお話 したと思いますが

そういった血管は 非常に もろいので
血圧が高くなる影響を受けやすくて

出血につながってしまうんですね。

そういった高血圧を合併する方には

降圧薬ですね
血圧を下げるお薬を使うっていうこと。

負担を… ただでさえ もろいのに
負担かけちゃうっていうことですもんね。

そういうことにならないように
しっかりとコントロールを行う必要があります。

運動療法だと
どういうことをやればいいんですか?

糖尿病の一般の方におすすめできるのは

ウォーキングのような有酸素運動と

あとは 筋トレに相当します

レジスタンス運動というものがあります。

その組み合わせを行うのが
いいでしょうという話で

我々は
患者さんに ご説明しておりますが

糖尿病の網膜症の場合は注意が必要です。

運動療法は 行った場合に

特に 活動性の増殖網膜症

増殖網膜症で 出血を起こしやすい
危険性の高い人ですね。

そういった方が運動するとですね

出血が ひどくなったりとか

そういったことを起こす可能性が
あるんですね。

そういう運動を
きっかけにですね

そういう目の出血を
起こす方もいますので

特に 糖尿病網膜症を
合併されてる方に関しては

運動に関して 主治医の先生と
よく ご相談いただいて

それから 運動を始めるように
していだたければと思います。

じゃあ 何となく こう 内科の治療をして
血糖値を落ち着いた状態にして

そこから 眼科の治療に移る
っていう感じですか?

そうですね。 眼科の治療は
それから行うってことが多いですかね。

まずはですね こちらの「網膜光凝固術」
という治療があるんですね。

これは「レーザー治療」とも書かれてますが
先ほどお話ししたような

血流が悪くなったとこに生えてきます
この新生血管ですね。

この血管を焼く。 ないしは
その 血流がなくなった場所をですね

そういった所を焼くことで
新しく新生血管を生やさない。

そういった目的で行うのが
このレーザーの治療です。

血管を焼いてしまって
大丈夫なんですか?

血流が悪くなった所に生えてくる

基本的には
異常な血管だと思ってください。

それを…。
よかれと思ってるのにね…。

何か かわいそうですね。
生えてきてくれたのに。

しっかりと焼くことでですね
大きな出血も予防する。

こういったのが目的になる治療です。

ただですね 焼いた周りが 少し やはり

むくんだりとか
そういったこともありますので

人によってはですね
多少 ぼやけて見えたりとか

視野が
少し狭くなったりっていうような症状を

治療を受けたあとに訴えられる方も…。

レーザー治療は
時間は どれぐらいかかるんですか?

基本的には 時間は比較的短いです。

大体 10分から20分ぐらいですね。

あっという間。 じゃあ 入院とかもせず?

これ 外来でもできます。

それは 一度 当てると もう それで
治りましたっていうことで…?

網膜症の
その… 病気の状況にもよるんですね。

複数回治療が
必要になる方もいらっしゃいます。

さあ そして 続きまして こちら。

「硝子体手術」という治療法もあるんです。

なるほど。
まずですね 「硝子体」っていうのは

この 目の真ん中にある

たんぱく質で出来た 透明な

ゼリー状の物質があるんですが

こういった所に 新生血管っていうのが

生えてくるんですね。

目の中の大半を占めてるわけですけども。

先ほども言ってた
新生血管が生えてきて

これが破れると 大きな出血を起こして

「硝子体出血」っていうものを起こします。

その出血を起こした場所とか

あとは この硝子体が濁りますんで

そういった場所を吸引する
取り除くっていうのが硝子体手術ですね。

この細い…
棒のようなものが生えてますけど

白目の場所にですね

この細い器具をですね 3本差し込んで…。

3本! なるほど。

で 中の硝子体を取り除く。

時間は どれぐらい?

基本的には…

ただですね 網膜症でも 比較的

病気が進んだ増殖網膜症の方が

これ 治療の対象になりますので
病気がかなり進んでるケースですと

さらに時間がかかる場合もあります。

あと こういう硝子体出血を起こして
ひどい場合ですとですね

「網膜剥離」っていって

ここの網膜が
剥がれてきちゃう場合もあるんですね。

こういう場合は
かなり視力も悪くなるので

網膜を もとの場所に戻す処置も

同時に行う場合があります。

入院は必要ですね? もう そうすると…。
そうですね。 この場合は

必ず入院していただきます。

で 1週間ぐらい お時間を
頂戴する場合が多いですね。

これ 片目のことが多いんですか?
それとも両目ですか?

糖尿病は やはり 血糖が高くて
両方の目に出てくる病気なので

片目にある方は 逆の目にも

糖尿病網膜症というのは
ある場合が多いですね。

じゃあ 手術をするときも
2つ同時にやることが多いですか?

片目ずつやります 一般的には。

やはり その… 何ていうんですかね
病気の進んだ側。

悪くなった側の治療を
優先する場合が多いです。

さあ そして 山田さんが行っていた

こちらの「抗VEGF抗体療法」という
治療法なんですが

こちらは どんなものでしょうか?
これはですね

まず その「VEGF」っていう物質を
ご理解いただくのに

この「黄斑」の… これは絵なんですが

黄斑の所にですね

新しく この… 網膜の下にですね

血管が生えてきてる。

先ほど申し上げた「新生血管」ですね。

山田さんの
OCTの画像にもありましたが

むくみが ここは出ててですね。

たんぱく質とか
脂肪が漏れ出てる絵なんです。

この血管を引っ張ってくる。

異常な血管が生えるのに
その血管を引っ張ってくる物質が

このVEGFっていう。
これ たんぱく質なんですが。

VEGFがないと なかなか
生えてもこないってことですかね。

こういう
異常な血管が生えるのを予防する。

進ませないために
このVEGFの働きを抑えるのが

この抗VEGF抗体なんですね。

これも
一度受けたら治るというわけじゃなくて

何回か受ける必要があるものですか?

今 この抗VEGF抗体に関しては…

効果が ある程度
時間がたちますと消えちゃうので

何度か受けていただく必要が
これはあるんですね。

やっても また生えてくる可能性が
あるってことですね。

定期的に診察を受けて
適切なタイミングで治療を追加する。

こういったことが必要になります。
分かりました。

<糖尿病網膜症でも

新生血管が
発生していない場合には

ステロイド剤を
使うことがあります。

ステロイド剤には…>

<…作用があります。

ただし
ステロイドは糖尿病を悪化させるため

全身に作用しないように

黄斑周辺に直接注射します>

<糖尿病網膜症の治療と費用です>

<「抗VEGF抗体療法」
「ステロイド局所注射」は

糖尿病による黄斑浮腫が
発症した場合に行います>

さあ ここまで
糖尿病網膜症を見てきましたが

糖尿病の合併症
発症するのは一つとはかぎりません。

併発する場合もあるんです。

こちらのケースをご覧ください。

<廣瀬さんの体に異常が現れたのは

2年前のことでした>

この小さなクリニックじゃ ちょっと
詳しいことは分からないので…

<すぐに大きい病院で
検査を受けた廣瀬さん。

すると やはり

重症な糖尿病になっていることが
分かりました>

まず血糖値が…

高い血糖値を
示していたときもあったので。

何ていうんですか 自覚症状とか…

<さらに驚いたことに

合併症も 次々に見つかったのです>

<まず 眼底検査では
糖尿病網膜症であることが判明。

さらに 血液と尿を調べたところ…>

…というステージにあることが
分かりました。

<「糖尿病腎症」とは

高血糖状態が長期間続くことで

毛細血管の固まりである
腎臓の糸球体の血管が

ダメージを受け

腎臓の老廃物を
ろ過する機能が

働かなくなってしまう病気です。

重症化すると

人工透析が
必要になることもあるのです>

<廣瀬さんの腎症は
幸い まだ軽症でした。

そこで廣瀬さんは チョイスをしました>

チョイス!

<廣瀬さんがチョイスしたのは
2週間の教育入院。

食事療法の指導を受けつつ

インスリンの分泌を促進する薬も
組み合わせ

血糖値を下げていきました。

その結果 300を超えていた随時血糖値が
100台に改善。

腎臓も正常な状態に戻りました>

<回復した腎臓を守るためにも

廣瀬さんはウォーキングを始め

これまでの食生活を大きく変えました>

今思うと… 思います。

病院のほうで
先生に教えてもらったことでは

量を食べると よくないから…

お若いのにという… しかも まあね

僕もラーメンが大好きなもんですから
気持ち 分かりますね。

廣瀬さんは
合併症と診断される前の1~2年間は

毎日 ラーメンを食べていたということが。

食べ過ぎ自体が
やっぱり よくないんでしょうね。

その糖尿病腎症って どういう検査で
分かるのかということですが。

早期で
その腎臓の病気を見つけるためには

尿検査で
アルブミンという たんぱく質ですね

これを測ることが必要になります。

これ 尿から たんぱくっていうのは

ほとんど 基本は漏れないんですけども

腎臓が
傷んできますと たんぱくが漏れてきます。

それが
糖尿病の腎臓の病気の早期発見には

欠かせないっていうことですね。

廣瀬さんは 突然でショックだったって
おっしゃってましたけども

糖尿病腎症も
全く自覚症状はないんですか?

先ほどの網膜症も そうですが

腎症もですね

早期だと 症状が全くないです。

<糖尿病腎症は
進行状態によって

5段階に分けられます。

その指標となるのが

尿の中に含まれる たんぱく質
アルブミンの値。

値が大きくなればなるほど
重症です。

腎臓の機能を
数値で表したGFRが

30未満になると
腎不全です>

でも 1期と2期は
まだ「自覚症状がなし」ってなってますね。

はい そうですね。
こういうアルブミン尿がですね

僅かに漏れる段階では
まだ 何も症状も出ませんので

尿の検査をしないと
見つけることができないってことです。

第3期になってくると
今度は 一気に「むくみ」とか「息切れ」。

たくさん 尿の中に アルブミンっていう
たんぱくが漏れてきますと

むくむんですね。

肺とかにも 水が 実は
たまってくるようになりますので

胸が苦しい 息苦しい
こういった症状も出てまいります。

4期になりますと
いわゆる腎不全といいますので

お小水が うまく作れなくて
まあ 尿が出にくい。

で 尿毒症ですね。
そういった物質が たまってくるので

体は疲れやすくなりますし

筋肉も けいれんを
起こしやすくなってくる。 足つりですね。

で そういう毒素が
全身に たまりますので

かゆみを自覚されたりとか
気持ち悪くて吐いちゃったり

こういった症状が出てくるのが
4期以降です。           なるほど。

廣瀬さんの場合は
早期の第2期だったから

症状がなかったし でも そのあと
第1期に戻せたのは

2期だったから
戻せたということなんですか?

基本的には この2期
ないしは 3期の一部の方はですね

病期を戻すことができます。

内科的な治療を しっかりですね

いわゆる血糖のコントロール

また 血圧の
コントロールをしっかりすればですね

病期を戻すことはできます。

ただ 残念ながらですね ある程度
病期が進んだ方の腎臓の機能を

完全に戻すっていうのは 今の医療では
正直 難しいところがございます。

ただ しっかりした治療というのは…

腎臓の病期の進行を
遅らせるということは

十分できるってことが分かってますので

積極的な治療っていうのは
どの時期においても

重要だっていうふうに考えられてます。
じゃあ なんとか 2期までに。

そうですね。
早く見つけることが非常に重要ですね。

<糖尿病腎症の治療法です。

第1期は
食事療法と運動療法を基本に

病状によって薬を組み合わせ

血糖のコントロールを行います。

第2期は
それに加えて 血圧のコントロール。

高血圧によって 腎臓が
ダメージを受けないようにします。

第3期は
たんぱく質のとり過ぎによって

腎臓がダメージを受けないように

たんぱく質制限が加わります。

さらに
血圧の管理を徹底するために

塩分制限も行われます。

第4期は より血圧の管理や
たんぱく質の制限が必要になるため

降圧治療や 低たんぱく食が
導入されます。

また この時期になると
人工透析も検討されます。

第5期は 腎臓が
ほとんど機能していないため

人工透析となります。

場合によっては
腎移植も検討されます>

まあ VTRのね 廣瀬さんは
糖尿病網膜症と糖尿病腎症

2つの合併症が起きたわけですけれど

合併症っていうのは併発するものですか?
はい。

基本的には糖尿病の合併症っていうのは
いくつも起こることがあります。

こちらがですね その糖尿病が
進行することによって現れる

合併症の おおまかな目安なんですが

これは
治療をせずに放置してしまった場合は

こういう症状が出ますよ

ということですね。

<糖尿病を発症すると

5年ほどで足のしびれや痛み

または 感覚がなくなる
神経障害が起こります。

7年たつと 網膜症。

さらに 進行して
10年たつと 腎症を発症します。

高血糖状態が
20年 30年と続くと 目は失明。

腎不全による人工透析

足の切断が必要になるおそれもあります>

血糖が高い状態を放置すればするほど

ここに書かれているような
重い合併症っていうのが出てくる…

まあ 怖いのが糖尿病ですね。
なるほど。

じゃあ その糖尿病の神経障害というのは
一体 どういう病気なのかってことですが。

はい その糖尿病神経障害については
こちらのケースをご覧ください。

<34年前
サンバのダンサーとして来日。

その後 結婚して
日本で暮らしています。

古田さんが糖尿病と診断されたのは

41歳のときでした>

<検査をした結果…>

この方は
たまたま 強い肥満。

肥満でも
重症の肥満の状態に

そのころは
なってたそうで。

その状態のときに まあ 肥満の…

<古田さん ダンサーとして来日した
20代のころは

体重は50kgでした。

ところが 40代には

なんと 117kgまで
増えていたのです。

その訳は?>

<糖尿病と診断された古田さん。

合併症がないか検査が行われました。

幸い 目や腎臓には
異常が見つかりませんでしたが

神経障害の検査で
異常が見つかったのです>

<「アキレス腱反射」とは

専用のハンマーで アキレス腱をたたき

正常な反射が出るか
チェックする検査です>

<左足を
たたいてみると

つま先が
ちゃんと動きます。

ところが 右足は

たたいても
全く動きません>

<続いて…>

<プラスチックのフィラメントで
足の裏や甲を触り

感覚があるかどうかを調べる検査です。

太さの異なるフィラメントを
使用します。

左右どちらの足に触っているか
目をつむったまま答えます。

まずは
一番細いフィラメントから検査開始。

古田さん 触っても全く反応がありません>

<太さを だんだん太くしていっても

反応はありません。

最後に 一番太いフィラメントで触ると…>

はい。

<やっと 古田さんが反応しました。

両足とも感覚が鈍くなっているのが
分かります>

<続いては…>

<音さを震わせ 内くるぶしに当てて

振動を何秒間 感じられるかを
チェックします。

正常なら
10秒以上 感じられるはずですが

古田さんは…>

<なんと 5秒でした>

<古田さんは
糖尿病神経障害と診断されました>

<「糖尿病神経障害」とは

高血糖の状態が続くことで
血管が傷つき

手足の末しょう神経が
ダメージを受けるために

しびれや痛みを感じたり
感覚がなくなったりする病気です>

例えば…

全く症状が
ないような方も

いらっしゃいます。

足病変… 糖尿病の足病変といいますが

そういったものから下肢の切断に
つながるような場合も中にはあります。

<これは 壊疽のため

足を切断することになってしまった

男性の右足です。

こうならないためのチョイスは?>

<それは「フットケア」>

<こちらの病院では
フットケア外来があり

看護師が それぞれの患者に適した

足の手入れ方法や ケアのしかたを
教えています。

<まず…>

<さらに…>

ここの間も しっかり洗ってください。

<現在のところ 神経障害を
完治させる方法はありません。

悪化させないためには
フットケアとともに

血糖のコントロールも重要です。

古田さんは 食事と運動療法によって…>

<400あった血糖値も 130まで下げました>

チョイス!

何となくね 糖尿病っていうと 我々は

血管の重い病気だっていうふうに
思うんですけど

それが神経となると どういうつながりが
あるのかなと思いますが。

神経もですね
先ほど出てきた 目や腎臓と同じで

細い血管で
実は その神経も養われてます。

その細い血管が詰まっちゃうこと。
加えてですね 高血糖が長く続くと

その神経に対して
毒性のあるような物質もですね

体の中で たまってくるんです。
そういったものが原因で

神経障害が起こるっていうふうに
いわれてます。               なるほど。

<糖尿病神経障害では

足の症状のほかにも

内臓の働きを調整する

自律神経も障害されると

胃のもたれ 便秘

排尿障害
勃起不全などが現れます>

<八嶋さんも
このモノフィラメント検査を体験>

モノフィラメントの検査を
やらせていただきます。

八嶋さん この3本 用意してます。

一番 この細いもの
これが分からなかったら

糖尿病の神経障害がある…。
僕 そういうの あんまり…。

一番太いもの この3本で用意してます。

目… 目 つぶってですね?
まず 目 つぶってもらっていいですかね。

どちらの足に
触ったかっていうのが分かったら

教えてください。           はい。

では 触りますね はい。

右です。 右です。

じゃあ… はい。

左です。
ここ 分かりましたね。

これ 一番 実は細いものなので

明らかに これで
もう神経障害では…。        やった~!

ちなみに 糖尿病の神経障害の方が

これが分からないっていうレベルのものを
今 当ててみましょうか。

どうですかね? 全然違いますか?

えっ? 今 指で触ってるんですか?

結構… もうちょっと
微妙な違いかと思ったけど

はっきり違いましたよ。

最後に 一番太いもので
検査をやらさせていただきますね。

はい。
痛っ! 痛い 痛い 痛い 痛い!

痛いです。
結構痛いですか?

どっち触りましたか?
右です 右です。

これが分からない方も…。

ええ~!?
糖尿病だと いらっしゃいます。

生活に支障ありますよね? きっと。
日常生活 ありますね。

だから これ もし 何か その…
ガラスみたいのを踏んでても…。

気付かない方もいらっしゃいます。
気付かないだろうなって

今の体感したら思いますね。

じゃあ あの 僕が
針で刺されたみたいなふうに思う

太いやつが
分からない状態の方っていうのは

実際 ふだん歩いてるときって
どういう感じになるんですか?

糖尿病で神経が傷んだ方は

薄い紙を 一枚敷いた上を歩いてる
っていうふうな表現を

よく 皆さん されます。

自分の足じゃないみたいな感じって…。

しびれたあととか たまに
そうなりますね。 足がしびれたあと。

それが日常的に
ずっとあるってことですね。

じゃあ さっき やった検査で

糖尿病神経障害ってことが分かったら
どうしたらいいのかってことですけれど。

糖尿病の神経障害はですね

一番最初に出てくる 細小血管症で

比較的 頻度も
これ 実は高い病気なんですね。

早い段階で 血糖コントロールを
しっかり よくしておくってことは

神経障害自体を悪くさせない
という意味では 非常に重要になります。

ただ 残念ながら 神経障害を
完治させるような治療というのは

今のところ まだありませんので

日頃からのですね
そのフットケアっていうのが

非常に重要になります。

フットケア
先ほどVTRにもありましたけど

具体的には
どういうことをすればいいんですか?

<フットケアの内容です。

足に傷がないか
変形していないか

毎日 足の隅々まで
見て 触って

チェックしましょう。

特に 指と指の間は
見逃しがちなので

要注意です。

細菌感染が
起こらないように

足を丁寧に洗って
清潔に保ちましょう。

足を保護するために

ふだんから
靴下をはきましょう。

靴ずれなどを
起こさないように

靴は足の形に合ったものを
履きましょう>

<大学病院や 糖尿病専門医がいる
クリニックなどで行っています。

どこで糖尿病のフットケアが
受けられるかについては

日本フットケア・足病医学会の
ホームページを参考にしてください>

では 最後に
今日お伝えした内容を踏まえまして

糖尿病の合併症のベストチョイスのための
アドバイスをお願いいたします。

糖尿病の合併症は

自覚症状がなく進行します。

高血糖が続きますと
目や腎臓 また 神経ですね

こういった細い血管に
障害が出るだけではなく

太い血管ですね

動脈硬化から起こるような
心筋梗塞 脳梗塞

そういったもののリスクも高くなると。

糖尿病を早く見つけるためには

年に1回の健康診断を
受けていただくことは重要でしょうし

本日 お話ししたような
合併症の予防ですね。

こういったためには
眼科を定期的に受診していただく。

アルブミン尿の検査を
定期的に受けていただく。

神経の検査も定期的に行う。

こういったものが
非常に重要だと思います。

分かりました。
先生 どうもありがとうございました。

(一同)ありがとうございました。

さあ ということで 今日は
「糖尿病の合併症」

ということでしたが いかがでした?

糖尿病になったら そういう
「こんなこともあるんだ」ってことを

知っていたら 早期発見できるのかなと。

やっぱり 定期健診。
そして やっぱり 生活習慣ですね。

…の 改善が大事だなと思いました。

完治はできないものもあるっていうふうに
先生 おっしゃってましたけど

悪くならないようにするっていうことは
できるっていうことなので。

合併症だったり よりひどいところに
ならないようにしていくっていう。

それが もう 何か 現代人全員に共通した
やっぱり 認識として

あるべきだろうなというふうに
今日は思いました。

さあ 次回も 皆さんにお届けします。

健康へのベスト…。
(2人)チョイス!


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